イギリス・ウィンブルドンテニスの黒子役は“選ばれし精鋭集団”

Maiko
Glolea! ロンドン子育てアンバサダー

前回に引き続き、テニスのお話を。

 

テレビでご覧になったことがある方も多いと思いますが、テニスの試合中に機敏な動きでボールを拾う ボールボーイ、ボールガール(以下BBG)。

 

ウィンブルドンでは“選ばれしこどもたち”が担当しています。

イギリス・ウィンブルドンテニス ボールボーイ、ボールガール

▲コートで控えるBBG

これらはウィンブルドン区域内等に通学する中学校の生徒から選抜されているそうですが、希望者が誰でもなれるのではなく、オンライン登録後、8つのモジュール(筆記試験、体力測定(反復横跳び、短距離走、スクワットなど)、ボール転がしの実技試験を経て、約1000名の応募者のうち300名が晴れてBBGとして登録されます。

 

まだまだ安心はできません。その後、トレーニングが前年の2月から選手権のはじまる7月まで実施され、本当の舞台に立てるのは半数ほど。なんとも狭き門なのです。

イギリス・ウィンブルドンテニス

▲申込みのWeb画面

選手権がはじまると、試合中の60分間は選手が休憩中でも直立不動の姿勢を保つことが要求されます。集中力、チームワーク、運動能力、緊張への対応力、規律などを徹底的に叩き込まれている精鋭たちが、画面で活躍しているわけです。

 

中学生でこんな経験をしたら、誇りとともに、心身ともに鍛えられそうですね。

こどもと言っても、レベルの高さを要求される、それが伝統と格式のウィンブルドンテニスといえるでしょう。

 

今度試合を観るときには選手以外にも、この子達に注目してみては?

イギリス・ウィンブルドンテニス

▲ビシッと立って仕事中

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

Maiko
Glolea! ロンドン子育てアンバサダー
ロンドン

夫の海外転勤に伴い、2013年12月より東京からイギリス・ロンドン市内のWimbledonに移住。産休前の生活とは180度違う、豊かな緑があふれる環境での主婦的生活と子育てでは、ハイヒールで走っていては見えなかった景色があり、新鮮な日々です。1歳になったばかりの息子の成長とともに、自分自身の視野も拡げていきたいと思います。

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