sponsored by kiki Communications Ltd.

ニュージーランド教育事情…5歳からかけ算や分数を習うってホント?

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター

こんにちは! ニュージーランド親子留学アンバサター/ほうかごEnglish留学デスク 奥村優子です。今回は、ニュージーランドの教育事情についてお届けします! 

ニュージーランドでは高度な算数教育が5歳から始まります

以前の連載記事でも詳しく解説させていただきましたが、ニュージーランドでは5歳の誕生日から小学校に入学し義務教育が始まります。5歳入学時の学年はYear1と呼ばれます。

 

娘が5歳 Year1のとき、学校でやってきた算数のプリントを見せてくれた時は驚きました。

世界の教育事情ニュージーランド

▲ニュージーランドでは5歳(Year1)から学び始める掛け算。実際に娘が持って帰ってきた掛け算のプリント。

 

え、これってかけ算?

日本ではたしかかけ算は2年生から習うんじゃなかったかな。5歳というと日本ではまだ幼稚園。 でもYear1の授業でもう2のかけ算を勉強していたようです。プリントを見てみると

9羽の雌鳥が二個ずつ卵を産みました。卵は全部でいくつでしょう

といった簡単な文章問題もやっていました。

 

そういえば、毎日学校に持っていく連絡ノートに、算数の内容についても書かれていました。

 おうちでも親子一緒に算数の勉強をしてください

ということで、いま子どもが習っている内容が貼られます。

ママも一緒に英語で算数の勉強…親にとっても勉強になります

multiplication(かけ算)といった算数で使われる単語も親は覚えておかないといけないわけですね。「2×4=8」といった簡単な式も英語で言えないといけません。親にとっても勉強になります。

 

これが、連絡ノートに貼られていたものです。子どもの進度に応じてステージ分けがされており、これはStage4。

世界の教育事情ニュージーランド

▲子どものレベルに合わせたステージ分け。今のステージにどんな算数の理解が必要か一目瞭然です。

その中に、

100までの2、5、10の倍数を、少ないほうから、また大きいほうからも言えるようにしましょう

というのがあります。また、

10の倍数の中に、いくつの10があるか言いましょう

というのもあって、例えば60だったら10が6つある、といった感じです。一気に九九を習うのではなく、少しずつかけ算を勉強していくようになっていますね。また、

10までの数の中で2倍の数

というのもStage3からやっているので、簡単なかけ算は早いうちから教えるようになっています。

ニュージーランドでは1/2、1/4という分数の概念も5歳から学びます

それに、1/2や1/4といった簡単な分数は、Stage3から習い始めます。分数というと日本では3年生から習いますが、英語だとhalf、quarterという単語は日常的に使いますから、1/2と1/4はYear1の5歳から教えるのかもしれませんね。

 

でも早い段階で簡単なかけ算や分数を習う一方で、同じStage4で「10までのたし算」をやっていて、日本の進度とはだいぶ違うと感じます。

ニュージーランドの6歳が達しているべき算数のレベルはこんなにハイレベル!

ちなみに、他にStage4で学ぶ内容としては

  • 100までの数字が分かる
  • どの数字からでも、100まで数えられる
  • 100までのどの数字からでも、大きい数字から小さい数字の方向に数えられる
  • 100までのどの数字でも、その前と後の数字が言える
  • 100までのいくつかの数字を小さい順に並べられる
  • 足して20になる数
  • 10台のたしざん
  • 20までの数で、2倍にしたり半分にしたりできる(例: 3+3, 6-3, 6の1/2)
  • 1/2、1/4、1/3、1/5、1/10が読める

 

算数のStageについてですが、娘の学校では、入学から1年後(年齢でいうと5~6歳)に達しているべきレベルはStage2か3とされています。

 

Stage0から始まるので、一年目は3ステージもしくは4ステージをクリアするわけです。

 

ステージ分けが細かいのは1年目だけで、学年が上がるにつれて緩やかになっていき、例えばYear5とYear6では達しているべきステージは同じになっています。内容が高度になるにつれて生徒一人ひとりの理解度に合わせて時間をかけて学べばいい、と言うことなのかもしれませんね。

個々の子どもの理解度に合わせた学習進度ですすむニュージーランドの教育

生徒一人ひとりの理解度に合わせて学習するということは、Year1の授業からも感じられました。20人いた娘のクラスでは、算数の時間は5~8人ほどのグループ3つに分かれてそれぞれ別のことをします。全員いっせいにずっと同じことを学ぶのではなく、個々の生徒の理解度に合わせて学習していけるのはありがたいと思います。

ニュージーランド親子留学のススメ 

英語はもちろんのこと、現地のライフスタイルや教育スタイルをニュージーランド親子留学を通じて学びにいらしてください。お子さんと一緒の留学は、個人留学とは全く違い、お子さんと一緒だから楽しめる経験がいっぱいできます!

 

異国の経験を楽しみ成長していくお子さんの姿が見られるだけではありません。 学校システムの違い、勉強の仕方の違い、習慣の違い、子育ての違いなど、興味はつきず、いろいろな気付きがあります。 お子さんと一緒だから、より深く共感してつながれるママ仲間もできることでしょう。

 

自然豊かな環境で、旅行ではみることのできないライフスタイルや文化に触れることは、語学力以上のものを得られると思います。ニュージーランド親子留学は1日からのプチ体験からアレンジ可能です。お子様が5歳からの親子留学・母子留学・父子留学だけでなく、10歳以上であれば単身のキッズ留学も可能ですよ!

関連リンク

記事をお読み頂きありがとうございました!

みんなの評価: -- (0件)

この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
オークランド

ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。

お得な無料プレゼントやキャンペーン情報をお届けします![不定期配信]