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[園長インタビュー]日本・世界各国の保育現場に携わったからこそ 見えてきた目指す保育のあり方

石井聖子 園長(Seiko Ishii)
バイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale( フェアリーテイル )」
石井聖子 園長(Seiko Ishii)
東京家政大学短期大学部保育科卒。2002年より保育士として認可保育園やプリスクールで幼児教育に携わる。また、海外(アメリカ・カナダ・アフリカ)でも、ベビーシッターや教育施設における幼児教育ボランティアとしての経験を重ね、2012年、少人数制のバイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale(フェアリーテイル)」を起ち上げる。

人工的な豊かさではなく、自然の豊かさを実感できる経験を
教育者として伝えたいと感じたアフリカでの経験

石井:アフリカも強烈に印象に残っています。

 

アフリカで保育士をした経験は、教育云々というより生活そのものを見直すきっかけになりました。アフリカのザンビアで半年間、電気も水もない生活を経験したんです。保育園とは名ばかりの空き地に、40人もの子どもたちが集まってくるのは、給食がもらえるからでした。

 

▲アフリカザンビアの保育園でクラスの子ども達と共にーー

▲アフリカザンビアの保育園でクラスの子ども達と共に。

 

石井:英語の通じない子どもたちとのコミュニケーションは、ジェスチャーや歌でした。私が話していても、あちらでは喧嘩、こちらでは泣きわめき、そちらではそっぽを向いていたような子どもたちが、ある時から、私が話し出そうとしただけで、動きを止め一心に注目するようになった日がありました。

 

嬉しくて、感動で泣いてしまいました。

 

▲石井園長がザンビアで保育士と働いていた頃に住んでいた家

▲石井園長がザンビアで保育士として働いていた頃に住んでいた家

 

石井:電気もない水もないアフリカでの生活で教わったのは

人間も自然界の一部であるということ。

人間は自然界の一部であるがゆえ、『自然から多くを学ぶことができる』ということ。

もっともっとシンプルに生きられる…例えば、生命力の力強さとか、朝早く起きる気持ちよさとか、言葉では伝えられないことを、自然と接することで学ぶことができると思うのです。

 

教育者として私が、日本の子どもたちをフォローするのは、人工的な豊かさではなく、自然の豊かさを実感できる経験だと思いました。

今は小さなプランターで野菜を育てたりすることくらいしかできませんが、いつか大自然の中に保育園を創りたいと思っています。

 

▲村の幼稚園にて●●●

▲村の幼稚園にて

▲ザンビアの幼稚園。机も椅子もない環境でした。

グローバル教育は「視野を広げる教育」
Fairy Tale(フェアリーテイル)での保育を通じてボーダレスな心を育んで行きたい

−−石井園長がバイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale(フェアリーテイル)」を起ち上げた理由は?

石井 聖子 園長 バイリンガルアート保育ルーム「 Fairy Tale 」

 

石井:保育士として国内外いくつかのプリスクールで働いてきて、問題と感じたのは“教育プログラムの詰め込み過ぎ”でした。

 

それが子どもへのストレスやプレッシャーとなり、子どもたちにとってとても窮屈そうに見えました。「私の保育」を考えるようになったきっかけです。

 

そして、保育士として10年目に、自分の目指すところを実現しようと起ち上げたのが「Fairy Tale」です。

 

 

−−海外をはじめ、日本の認可保育園での経験も積まれてから起ち上げたバイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale(フェアリーテイル)」の基本方針を教えてください。

バイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale(フェアリーテール)」

▲石井園長が経営しているバイリンガルアート保育ルーム「Fairy Tale(フェアリーテール)」。少人数制できめ細やかな保育をされています。

 

石井:Fairy Tale(フェアリーテイル)の基本方針は

  • 保育
  • 英語
  • アート

の三本柱です。その中でも一番太い柱が「保育」です。

 

というのも、子どもたちの心身の健康を第一に考えているからです。「英語」も「アート」も心身の健康を育む、正しい生活習慣があってこその話です。

 

 

石井:常勤の外国人講師だけでなく、私を含め日本人の保育士も子どもたちとは英語で話しますが、日本をはじめいろんな国の文化を取り入れたいと、さまざまな国の友人・知人を園に招き、小さいときにやっていた遊びを教わります。グローバル教育は“視野を広げる教育”です。

 

生活や遊びの中でユニークな視点を増やすことで、ボーダレスな心を育んでいけたらと思っています。

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