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内海 裕子 (hiroko utsumi)
Glolea! [グローリア]編集長

世界をポジティブにつなぐ子ども&ファミリーを世界中に増やしたいという想いから、ちょっとグローバル志向なママ&キッズのための情報サイトGlolea![グローリア]創刊。大学卒業後NY&ペンシルベニアで小学校の先生を経験後Webプロデューサー・編集者に。趣味は、息子との「プチ親子留学」に思いを馳せること。資格:英語学習コーチ。

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都内で留学してみたら…日本人がインターナショナルスクール入学検討時に考えておきたいこと

朝日新聞 生活欄「都内で留学してみたら…」特集にて、Glolea![グローリア]編集長として内海のコメントが掲載されました。

朝日新聞Glolea![グローリア]掲載内海裕子

年間授業料60万
比較的リーズナブルなインターナショナルスクールが増えてきていますが…

国際社会で通用する力をつけさせたい――。留学しなくても、グローバル教育が比較的安く体験できる場として、インドの子どもたちが通うインターナショナルスクールが注目されています。

−−朝日新聞8月6日(土)

という日本国内における新しいグローバル教育トレンドを取り上げている本特集。

 

英国ケンブリッジ式のカリキュラムを取り入れているリーズナブルなインド系インターナショナルスクールの現場の紹介、及び、現在関心が高まっているインターナショナルスクール入学についてのトレンド紹介末尾のまとめ役として、文部科学省のコメントと共に、Glolea![グローリア]編集長としてご取材いただきましたコメントが掲載されました。

密かに増加中の日本人家庭のインター出願

Glolea!編集部の独自調査によると、小学校入学のタイミングで日本人を両親に持つお子様が初等部からのインターナショナルスクール出願がここ数年で急増しているという情報が入ってきています。

 

背景として、グローバル化とIT化が急速に進行している中、子供が大人になる時代には今以上に「世界とコネクトしながら社会を“共創”していくことが当たり前になっていく」という流れを子育て世代が肌感覚で感じている中で、一つの選択肢として「インターナショナルスクールへの進学」を検討する方々が都市部を中心に増えていることがあげられるでしょう。

インターナショナルスクールを選択する前に知っておきたいこと

既出の記事「インターナショナルスクールとは?」にもある通り、もともと、インターナショナルスクールは、日本に住む外国籍のお子様方のための教育施設として発展してきた歴史があります。

 

そして、インターナショナルスクールの多くは学校教育法に基づく学校ではないためインターナショナルスクールの卒業生は、日本の義務教育を受けたということにはならないということは、インター進学を検討する際には必ず念頭に入れておく必要があります。

 

お子様の将来の進路として英語圏の海外進学のみを目標としている場合は日本国内の義務教育を受けたかどうかは、大きな問題にはなりません。しかし、ある日ある時 お子様が「日本の中学・高校・大学に進学したい!」と希望された場合、現時点では選択肢が限られてしまう、もしくは大きな障壁となるという現実問題があります。

 

そのため、インター進学は長期視点にもとづきお子様の教育プランや家族のライフプランとのすり合わせが必要となります。

約12年間の教育資金の確保の目処が立っているかも重要なポイント

また、小学校〜高校まで継続的にインター通学可能な教育資金・体制が現時点で目処が立っているかどうかということも非常に重要です。

 

今回朝日新聞にてリーズナブルということで取り上げられているインド系インターナショナルスクールの場合、年間授業料は約60万円と紹介されていますが、一般的なインターナショナルスクールに入学を検討する場合は、

  • 入学金:30万円〜
  • 授業料:約200万前後/年
  • +教材費、施設利用費、管理費:数十万/年
  • +寄付金/年
  • +サマースクール参加費/回
  • +部活で海外遠征の渡航費・滞在費/回

…を準備する覚悟が必要となります。

 

これらは小〜高校までの12年間にわたり必要な教育資金(固定費)となるため、慎重にマネープラン・ライフプランを検討し資金の確保の目処を立てておくことが重要です。

 

ある日突然「資金が続かない!」と、途中から日本の公立小学校・中学校・高校に転校せざるを得ない状況となる場合、お子様にとって環境が激変するため精神的にも、言語面でも非常に苦労が多いのです。

インターナショナルスクール進学には“親の英語力”はマスト

合わせて、先生との教育相談・進路相談・生活指導等…もインターでは英語で行われることがほとんどです。

 

新興のインターナショナルスクールの場合は両親の英語力を問わないというスクールも出てきているようですが、学校や担任とのスムーズな英語でのやりとりが家族全体で継続的にできるかどうかもインター入学検討時に検討すべきポイントとなります。

インターナショナルスクールは英語教室ではありません

インターナショナルスクールは英語教室ではありません。

 

学校というのはお子さんが日々通い、学び、成長する場所となります。「これからは英語が必要だからインターにとりあえず入れておこう」という気持ちでは継続して通うことが困難となります。

 

「学校の理念・教育方針に共感できるか」

 

という点は最重要です。必ず家族で「本当にこの進路で良いのか」をすり合わせしましょう。

義務教育外の教育を選ぶ前に考えておきたいお子様の将来

また、義務教育外の教育を受けることは、お子様の進学・人生にも大きく影響をあたえるため、

安価なインターが増えてきたから通わせてみようかな?

これからの時代は英語が必要だからインターへ行かせてみよう!

…と安直に結論を出さず、長期的な展望と視点を持って(特にご両親が日本人のご家庭の場合は)慎重に検討していきましょう。

未就学児の場合はプリスクールを検討してみましょう

プリスクールとは?」の記事でも解説させていただきましたとおり、就学前であればインターナショナルプリスクールの活用を検討してみると良いでしょう。

 

 

プリスクールに通う一つのメリットは、ネイティブの子供達が幼少期を過ごすような言語環境下で、英語が勉強になる前に、遊びや様々なアクティビティーを通じて日本語力と平行して英語の総合力をぐんぐんと伸ばすことができるところにもあります。

 

言語に関する感受性が高い幼少期からの“英語イマージョン教育”により、自然な流れで言語力を身につけられるだけでなく、国際感覚や、グローバル・コミュニケーションに必要なマインドセットを養うことができます。

小学生の場合は英語学童・アフタースクールを検討してみましょう

小学生以降、小学校(義務教育学校/一条校)に通いながらも、グローバルな進路や将来も見据え、英語学童/アフタースクール等を活用されると、日常的な日本語環境と平行してお子様の年齢にあった英語でのコミュニケーション力やアカデミックスキルを自然に伸ばすことができます。

子供向けオンライン英会話ならどこでも毎日自然に英語力を高められる

お住まいの場所の近くにプリスクールも、英語学童もないところに住んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。また、日本の幼稚園・保育園・小学校を選びながらも子供に英語をと考えている親御さんも多くいらっしゃいます。

 

毎日、通学なしで学べるということで社会人にも人気のオンライン英会話。ここ数年でキッズ向けにカリキュラムが組まれている子供オンライン英会話サービスも増えてきていますので一考の余地はあるかと思います。

 

3、4歳から受付ているスクールがほとんどですので、お子様が言葉に興味を持ち始めるタイミング、英語に興味を持ち始めるタイミングに一度検討してみてはいかがでしょうか。

英語力&グローバルコミュニケーション力&地球市民としてのメンタリティーは幼少期から丁寧に積み上げることが重要

ここからの内容は、既出の記事「そのグローバル教育、間違ってませんか?」でも取り上げさせていただきましたが、改めてこちらでもお伝えできればと思います。

 

各国で行われている様々な言語学の研究により赤ちゃん〜幼少期(7歳頃)のお子様は言語に対する脳の感受性が高いという結果が出ています。

言語の習得には「臨界期」があるということです。子どもは7歳になるまで 語学の天才なのです それから一貫して能力は落ちていき 思春期以降は欄外まで落ちてしまいます この曲線自体に異論を唱える科学者はいませんが なぜこのようなことになるのか 世界中の研究機関が研究しています。

 

−−ワシントン大学 学習脳科学研究所所長・Patricia Kuhl(パトリシア・クール) 「赤ちゃんは語学の天才」TEDxRainier · Filmed October 2010  より 

 

幼少期からの英語教育・グローバル教育を検討されているご家庭は

…合わせて、学びの補助として子供英会話教室子供オンライン英会話…などを利用し、言語習得における臨界期先入観や固定概念が形成される前…メンタルブロックも低い3〜7歳頃までに、

  • 世界や英語との接点がある環境づくり
  • 日本人であると共に地球市民のひとりとして世の中を捉える感性を育む

…ことを検討してみると良いでしょう。

日本の英語教育だけで大丈夫?
全然足りないのです…

残念ながら、一般的な日本の教育では、小学校からの外国語活動から大学までの外国語授業を積算しても約700時間にしかならないため、実用的なレベルの英語運用能力を獲得できると言われる2000〜3000時間学習には遠く及ばず…。

 

現段階においては、公の教育に頼るばかりでは、世界とコミュニケーションをするための言語(≒英語)と素養をしっかりと身につけるレベルまで上げるのは非常に難しいという認識です。

週1回1時間のレッスンでは50年もかかる!

例えば、よくありがちな週1回の1時間のレッスン(年間42レッスン)で2000時間学習を目指すには、約50年もかかってしまいます。これでは、どれだけお金をかけても運用能力がつくはずがありません。費用対効果が低すぎます。

 

本来であれば、全体的な底上げのためには、各国でバイリンガル教育が成功しているケースを基に、公の義務教育の現場でイマージョン教育を導入し、実用的なレベルまで英語力を上げられるのが理想的です。しかし、現時点での日本の教育での導入は非常に難しいと思われるため、今、まさに子育てをしている世代の親御さんの場合は来る時代に備えて様々なサポートが必要です。

 

可能であれば、学童期〜初等教育期でプリスクール・英語学童・親子留学…等を利用し、まとまった期間 連続的に外国人講師と英語で様々な学習を行う「英語イマージョン」環境をつくってあげるのが現時点でのベストな選択ではないかと思います。

今や英語を使う約8割が日本人のようなノンネイティブスピーカー!

さてここで、英語って本当に必要なの? ここまでする必要はあるの? という声が聞こえてきそうです。

 

古今東西様々なことが言われてきましたが、今や世界の英語人口は約15億人! 
日常的に英語を使う人の約8割がネイティブスピーカーでなく、日本人のようなノンネイティブです。現在、母語が共通でない人同士のコミュニケーション手段として使われる言語として英語が使われています

 

一昔前の感覚の英語は欧米人とのコミュニケーションのためだったり、エリート教育の一貫で、一部の人のみが英語を使って仕事をするから不要という説もありました。しかし、今やこの時代においては世界とつながるために当たり前に備えておく一つのツール、世界とのコミュニケーションを諦めない人生のためのツールであるということを親世代は知って置く必要があります。

 子どもが大人になる頃の世界はどうなっている?
世界とつながり仕事をするのが当たり前の時代に

グローバル社会・IT等の後押しで経済のボーダレス化が急速に進む中、日本人としかコミュニケーションせず、日本人だけ相手に知れいれば仕事や経済がまわっていくという時代は終焉を迎えつつあります

 

また、少子高齢化・人口大減少のダブルパンチで、今の子ども達が大人になる時代には、日本国内の『働く世代』自体が大きく不足していきます。

 

日本の今と世界の動きを見つめながら、教育・子育てとどのように向き合っていくのか。大きな課題ですが、これからのグローバル社会をど真ん中で生きる子ども達は、ハイレベルな英語運用能力
&
多様な文化への理解・寛容性&自国の文化への深い造詣が求められてくることは間違いありません。

英語だけしゃべることができればよいの?
コンテンツの核は日本のこと! 日本について知ることも重要

ただ英語ばかり話せてもしょうがありません。話すコンテンツが自分の中にあるかどうかが最も重要です。自国の文化を深く知り慈しみ、違う文化も寛容に受け入れ理解し情報交換・共有・共働できる力、母語で考える力、様々なことを判断・理解・咀嚼するための基本的な学力を育むことはとても大切です。

 

また、幼少期から育む英語力、成功のカギは日本語力を伸ばすことにあるという調査結果が出ていることもわかっています。

3歳〜6歳の子どもたち約200名を対象に実施した調査で、「日本語の語彙力が高い子どもは、日本語の反復が上手にでき、さらに英語の反復も上手にできる」ということが分かったのです。

−−言語学者・玉川大学大学院教育学研究科 教授・NHK「えいごであそぼ」総合指導 佐藤久美子 先生インタビューより 

しっかりとした日本語力を育むことは他の言語習得にも重要なのです。

 

ぜひ、英語・英語とばかりならずに、子どもと共に楽しく、わくわくと!

 

ポジティブに世界と繋がるイメージをもちながら、幼少期から実学としてのコミュニケーション経験と共に、言語能力・世界とコミュニケーションをとれる素養を家族みんなで穏やかに育んでいきましょう。

 

なお、今回の朝日新聞掲載の記事はWeb版ダブル掲載のためデジタル版でもご覧いただけます。

朝日新聞 グローバル教育・英語教育特集「都内で“留学”してみたら…」

是非、朝日新聞 Web版「朝日新聞デジタル:(ジャーナルM)都内で“留学”してみたら…」もチェックいただければ嬉しいです!

更新日: