国立公園入場料が無料に!アメリカの小学校に通う小学4年生限定で年間パスがもらえるってホント!?

安立淳子(Atsuko Adachi)
Glolea! サンノゼ学齢期・年の差子育てアンバサダー

Back to School(新年度の先生と親との懇談会のようなもの)で素敵なプリントをいただきました。

You’ve earned a free pass to all federal parks, lands, and waters.

上記のタイトルの文字通り、アメリカの国立公園が4年生の年の8月31日までの間、「4th Grade Pass(小学4年生限定年間パス)」を提示することによって、4年生本人とそれ以外の全ての子供、また大人は同行者3名までの国立公園入場料が全て無料になるというプログラムがあるのです。

 

今回は、アメリカの小学校に通う小学4年生限定の年間パス「Every Kid in a Park 4th Grade Pass」についてお届けします!

アメリカの小学4年生限定!国立公園無料の年間パス「Every Kid in a Park 4th Grade Pass」がもらえます

annual-4th-grade-pass-usa

  • 対象:
    今年度小学4年生のアメリカの小学校に通う子供達

  • 有効期限:
    4年生の8月まで

  • 入場料無料対象:
    4年生とその他の子供全員、大人3名まで

このプログラムは「Every kid in a Park 」と呼ばれ、アメリカ合衆国の4年生全てとその家族に国立公園の豊かな自然やその歴史、文化の源になっている場所を体験し、自然に親しみ訪れる機会を増やせるよう、2015年、オバマ大統領が就任中に始まった試みで、以来、毎年行われているそうです。

Every Kid in a Park | National Park Foundation

環境保護の活動を次世代につなげていくためには、子供達が若い時に環境についてしっかりと学ぶ必要がある、つまり、自然に親しんできた子供達が大人になった時、環境を保護していくことが自然とできるように、という試みのようです。

なぜ4年生限定のプログラムなの?

なぜ4年生なのかという答えを知りたくて色々調べてみたところ、米国ABC Newsの「Why the White House Picked 4th Graders For Free National Park Admission」にあるように、ホワイトハウスの発表によると

logistical, educational and instructional reasons.

によって4年生になったそうです。

 

この“logistical, educational and instructional reasons.”について、この記事を読み進めていくと、

  • 4年生用のプロジェクトプログラムがすでに多くの州で充実していること
  • 4年生は担任制でクラス単位で動くことが多いため、リサーチやグループ毎の勉強もしやすく、早い時期に自然に触れる機会を持つことが長期的な視野から子供達にいい影響を与えていくこと
  • 自然に触れ合うことによりいい影響を受ける境界年齢が11歳であること

…が挙げられていました。

 

確かに小学4年生の娘を見ていても、昨年に比べて一気に情緒面の成長が進んだように感じるので、自然の雄大さやその保護の重要性を本当の意味で感じ始めるにもベストなタイミングなのかなと思っています。

早速「Every Kid in a Park 4th Grade Pass」を使って国立公園に行ってきました!

10月初旬の週末の3日間を使ってヨセミテ国立公園を巡ってきました。

ヨセミテ公園

まずは学校でもらったプリントを公園入り口で渡します。

annual-4th-grade-pass-usa

入り口の女性レンジャーに

Who is 4th grader? / 誰が4年生ですか?

と聞かれて

Me! / 私!

と答えた嬉しそうな娘。

 

その場でカードをもらい、サインペンで裏にサインをするように伝えられます。簡単にパスの使い方を説明してもらえばそのまま入園です。

ヨセミテ公園@アメリカ

ヨセミテ公園

ヨセミテ公園@アメリカ

今回は国立公園はもとより、いくつかの国定公園も巡りましたが、それらの全ての公園でもこのパスは使えます。

 

どのレンジャーの方もパスを提示すると必ず娘の方を見てにっこり笑ってくれたり、一言声をかけてくれるので、娘もなんだか誇らしげです。

私だけがこのパスを持っている!

という特別感はきっとこのパスを使って国立公園を訪れる全てのお子さんに通じる気持ちであり、そのポジティブな思いは子供たちと自然との親和性を醸成する上でもより強い絆をつくるでしょうし、プログラムが目指したもの以上の効果があるように感じました。

「Every Kid in a Park 4th Grade Pass」を使ってみて、改めて感じたこと

パスで国立公園の入場料が無料になると言っても、実際のところ、アメリカ本土は広く国立公園にたどり着くまでの多額の交通費、旅費がかかることも現状です。

 

しかしながら今回パスを使ってみて感じたのは、娘に当事者感が芽生えたという手応えです。

 

自分が4年生としてここに無料で来られることが何かの意味がある、という漠然とした意識かもしれませんが、パスを持った娘の表情をみてそのことを確かに感じることができました。

アメリカの自然の雄大さを体と心で感じて欲しい

それにしてもアメリカの自然は雄大で果てしなく、畏敬の念に打たれずにはいられませんでした。

ヨセミテ公園@アメリカ

ヨセミテ公園@アメリカ

ヨセミテ公園@アメリカ

一方、子供達はそんな親の思いをよそに当たり前のように自然に入り込んで遊んでいました。親としては、娘にはただこの美しい自然を体と心で感じてもらえたら、もうそれだけで大満足です。

 

大きいものを大きいと感じ、珍しいものを珍しいと感じ、美しいものを美しいと感じ、怖いものを怖いと感じ、その中にいることが面白かったり、楽しかったり、嬉しかったり、怖かったり。

 

そんなふうに自然が自分たちの側にあることが当たり前だと思えたら、きっと大人になった時、自分で選ぶ選択にきっと大なり小なり影響をもらえるのではないかと考えるからです。4th Grade Pass の恩恵が終わっても、子供たちと共にこの雄大な美しい国を巡ってみたいと思える素敵なきっかけになりました。

 

今回は「国立公園入場料が無料に!アメリカの小学校に通う小学4年生限定で年間パスがもらえるってホント!?」をテーマにお届けしました。次回は「海外駐在帯同…現地でママ友は作る? つくらない? できない? どうつくる? どうママ友と付き合いを楽しむ?」をテーマにお届けします。お楽しみに!

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

安立淳子(Atsuko Adachi)
Glolea! サンノゼ学齢期・年の差子育てアンバサダー
サンノゼ

アメリカジョージア州で高校時代を過ごし、言葉が通じない苦しさ、通じあう喜び、文化や感覚的な違いを肌で感じてきました。教育や文化、友人関係まで、私がかつてこんな風に教えてほしかったこと、今はこんな風に教えているんだという気づきも含め、米国サンノゼでの二人の子育てを通じて実直にリポートしていきたいと思います。

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