“タイムアウト”という子育てテクニック | アメリカ流の効果的なしつけ

安立淳子(Atsuko Adachi)
Glolea! サンノゼ学齢期・年の差子育てアンバサダー

タイムアウトって何? 愛ある効果的な子供のしつけ方

タイムアウト しつけ

幼児を持つママであれば、一度は悩んだ事があるであろう、こどもの叱り方。

 

日本でもそうだと思うのですが、アメリカでもこどもへの体罰は御法度です。
どんな状況であれ、こどもに手を挙げることは許されません。

 

わたしたちがこどものころはゲンコツあり、おしりペチンもありでしたが、やはり時代と共に子育ての仕方が変わってくるように、ママ達を取り巻く状況も変わってきています。

げんこつもおしりペチンの躾も今はご法度…
そんな現代の子育て・しつけ方として注目されている「タイムアウト」

特に核家族化が進み、そして、これは極端な例だと思うのですが、ひとたび手を挙げたら、そのままなし崩し的に虐待につながりかねないというママ達の孤独な子育て環境が存在していることも多いに影響しているのかもしれません。

 

とはいえ。

 

愛情あるしつけは大切です。

 

おしりペチンくらいなら、手の甲ペチンくらいなら今後しつけの上で必要なこともあるのだろうと私も漠然ながら想像していました。

アメリカの小児科医も推薦する「タイムアウト」

が…1歳検診の時にアメリカの小児科の先生から、今後、こどもの成長につれ、しつけが必要になること、叱らなければならない場面が多くなることについて説明を受け、叱る時はタイムアウトを活用するのがいいと指導を受けました。

タイムアウトって具体的に何をどのようにするの?

タイムアウトは簡単に言うと、こどもを部屋で一人にする時間をつくることです。

 

年齢+1分が目安だそうで…

  • 1歳児なら2分
  • 2歳児なら3分
  • 3歳児なら4分

…となります。

タイムアウト成功のコツ

このタイムアウトでは、いきなり部屋にこどもをいれて扉バタン。ではなく、二人で部屋に入って、いけないポイントを簡潔に伝え、そして、ママが出て行くというのが必要とのこと。

たった数分のタイムアウトにママも助けられます!

このタイムアウトのやりかたに私は本当に助けられていました。

 

子育てはもちろん幸せで楽しい事も一杯あるけど、こどもの自我がひとたび芽生えたらその後は日々修行です。。。いつもどんなにこどもを愛していたって、こどもの想像を超える行動にママがキーっとなる場面だって目白押しです。

 

ママだってかんしゃく起こしたくなるくらいの出来事が予想外に起こるのです。少なくとも私は(苦笑)

 

だから、そんなとき、娘と一緒にパパの書斎に入り、諭し、泣く娘を部屋に残しわたしがドアの外に出て数分のクーリングタイムを持つことで、お互い少し落ち着くのです。

 

たった数分のことですが、娘の気持ちも落ち着き、わたし自身も気持ちがクールダウンし、冷静に娘を諭す事ができます。

叱らなければならない場面で
冷静に話し合う心を整えさせてくれるタイムアウトの効果は絶大!

感情的に怒ってしまうことだって、決してないとは言いませんが、少なくとも今まで本当に数回、タイムアウトもする余裕がないくらい娘が致命的に危険なことやいけないことをした場面でだけで、その場合も手をだすことなく4年間過ごす事ができています。

 

娘も4歳になり、私自身もママ4年の経験を経てタイムアウトというより、叱らなければならない場面になったら二人で話し合う事ができるようになった今日この頃ですが、今でも魔の2歳児、恐怖の3歳児の時期をタイムアウトという考え方が無事に乗り越えさせてさせてくれたと感謝しています。

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

安立淳子(Atsuko Adachi)
Glolea! サンノゼ学齢期・年の差子育てアンバサダー
サンノゼ

アメリカジョージア州で高校時代を過ごし、言葉が通じない苦しさ、通じあう喜び、文化や感覚的な違いを肌で感じてきました。教育や文化、友人関係まで、私がかつてこんな風に教えてほしかったこと、今はこんな風に教えているんだという気づきも含め、米国サンノゼでの二人の子育てを通じて実直にリポートしていきたいと思います。

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