小学生が英検で目指すべき級は?|始めどき・ロードマップ・注意点【プロ監修】
小学生の英検はじめてガイド vol.1

Brightly for Kids(ブライトリーフォーキッズ)
Glolea! 小学生からの4技能本格英会話アンバサダー

小学生の英検は何級から・何級まで?小学生の受験者数が増えている英検。「準2級プラス」対応。始めどき、学年別ロードマップ、4技能の勉強計画、面接対応級、目安、対策・学習方法、面接、最新の申込・日程の確認先をわかりやすくガイド。Can-do&チェックシートまで専門家がやさしく整理。AtoZの40年実績による子どもオンライン英会話「Brightly for Kids(ブライトリー)」が、小学生の英検はじめてガイドとして保護者向け連載として最新英語教育トレンドを解説

小学生が英検で目指すべき級は?|始めどき・ロードマップ・注意点

こんにちは! Glolea! 小学生からの4技能本格英会話アンバサダーBrightly for Kids(ブライトリーフォーキッズ)」です。

 

かつて「英検」と言えば中学生で受けるのが一般的だったと思います。しかし、最近では小学生から英検を目指す子どもが増えていることはご存知でしょうか。

小学生の英検受験者数は右肩上がりに増加しており、2024年度には37万5,991人に達しました。この増加は、小学校での外国語の教科化により学習到達目標が明確になったことや、早期からの英語学習の重要性が高まっていることが背景にあります。特に、4級以上の受験者の伸びが顕著で、中位級にシフトする傾向が見られます
出典:英検教会「統合報告書2025」データで見る英検® 小・中・高校生の英語力工場の状況 小学生

では、小学生が英検を受けるなら、何級を目指したらよいのでしょうか

 

今回は、

  • 小学生が英検で目指すべき級
  • 英検を始める年齢や理由
  • メリット・デメリット

など、英検を検討する上で目安になるような情報をまとめました。

 

小学生の間に英検にチャレンジして、英語のスキルを伸ばしましょう

目次

そもそも英検とは?

英検とは

英語の試験と言えば「英検」というほど知名度が高い試験ですが、英検(実用英語技能検定)は、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する、筆記と実技を通した英語の4技能

  • 聞く
  • 話す
  • 読む
  • 書く

を測り、英語の能力を証明してくれる日本最大級の民間試験です。


1963年に開始され、合否に加えて英検CSEスコアで客観評価が可能。文部科学省の後援も受けています。

「英検CSEスコア」とは、ユニバーサルなスコア尺度CSE (Common Scale for English) を英検の各級で表記したものです。
「英検CSEスコア」であなたの英語力を客観的に評価します。
出典:日本英検教会公式HP「英検CSEスコアとは」ページ

 

30秒でわかる!英検のポイント

  • 4技能+CSEスコア:伸びや実力を数値で確認でき、学習の指標にできる。
  • 等級は8レベル:1級/準1級/2級/準2級プラス/準2級/3級/4級/5級。
  • 進学・就職での活用実績:入試優遇・単位認定・語学力証明などで幅広く利用。

※準2級プラスは2025年度に新設。準2級と2級の間のステップです。

 

文部科学省の後援も受けており、受験や就職に有利なことから、大学生や社会人の間で根強い人気があります。

 

最近では小学生の英検受験者数が増えており、小学校での英語必修化も相まって、今後さらに注目が集まる英語の検定です。

結論|一般的な小学生が英検で目指すべき級は5級&4級

英検の目標として5級・4級を目指す小学生の女の子の画像

一般的な小学生の初期目標は「5級→4級」が最適です。

 

5級・4級は中学英語の初級〜中級レベルに相当し、中学校から始まる本格学習への土台づくりとして無理なく段階的に到達できます。

小学生で3級・準2級・準2級プラス・2級を目指すケースとは?

いっぽう、小学生で3級・準2級・準2級プラス・2級を目指すのは、中学受験での英語選択帰国子女・高度な学習環境など特別な条件があるケースが中心です。

 

そのように、英検で上の級を目指すときにはお子様だけではなく、親御さんも覚悟とサポートが必要です。

将来の目標から逆算して考える「標準ロードマップ(目安)」

また、将来を見据え逆算して考えてみるのも良いでしょう。

小学生・中学生・高校生・大学入試までの英検のロードマップ

大学入試に有利な2級取得を考えた場合

  • 小学校:5級(まずは基礎の定着)
  • 中学2年:4級(中学中級の通過点)
  • 中学3年:3級(中学修了の実力証明)
  • 高校2年:準2級、準2級プラス(高校中級の実力へ)
  • 高校3年大学出願期:2級(入試活用の目安)

…と遡っていくと、少なくとも小学校のうちに5級は取っておきたいところです

※学年は目安です。英語経験・学習環境により前倒し/後ろ倒しして問題ありません。

小学生で3級・準2級・準2級プラス・2級を目指す場合

  • 対象:
    帰国子女/バイリンガル教育/中学受験で英語選択/高頻度のオンライン英会話・多読環境がある等。

  • 必要条件:
    あたり十分な学習時間(インプット+アウトプット)と、保護者の学習設計・送迎/受験サポートが必須。

    なお、オンライン英会話を利用できるのであれば、私達が運営する「Brightly for Kids(ブライトリー)」は小学生向けの検定対策が可能。ネイティブ担任制×多読習慣の定着化×英検対策の完全個別対応で「使える英語力」を育み英語入試・早期英検準1級対策も対応可!プロの日本人講師による個別指導や、留学・帰国子女入試対策、海外赴任帯同準備…等個別の目的に合った完全カスタマイズを叶えるPremiumコースも選択可能です。英語が初めてのお子様から受講可能。「小5で英検準1級」「海外校志望コース合格」など着実な成果も生まれています。毎日の多読環境

小学生は何歳から英検を目指す?

小学生で英検上位級を持っている女の子

ネット上の口コミでは

小学2年で英検に合格しました!

など早い年齢での報告もあり、つい焦ってしまうものです。やはり早ければ早いほどよいのでしょうか?

 

実は、年齢については一人一人の学習環境や英語の習得状況が違うため、一概には言えません。

 

何歳からという具体的なガイドラインは無いので、子どもの様子を見て英検を目指す時期を見極めてあげる必要があります。

 

この見極めに役に立つのが、英検の公式サイトで公表されている以下のリストです。

英検デビューできるかな?チェックシート

子どもが一人で座っていられるか?マークシートのマークをきちんと塗り潰せるか?など、英語スキル以外の部分で子どもが受験可能かチェックしてくれるものです。

 

お子様一人でも、問題なく落ち着いて受験が出来そうかチェックしてあげて下さい。

英検デビューできるかな?チェックシート

英検Can-doリスト(1級~5級)

英検Can-doリストは各級の英検合格者が英語で出来ることをまとめたものです。

 

現在のお子様の英語スキルと照らし合わせてみることで、受験可能な英語の能力が身についているのか、目指す級の英語スキルを判断することが出来ます。

 

以上のようなリストをチェックしてみて、クリアしていそうなら受験時と言えそうです。

なぜ小学生のうちに英検を受けるのか?

中学、高校になると他の教科が難しくなったり、部活動でも忙しくなるので英検対策だけに時間を割くことが難しいです。

授業の難易度があがるだけでなく、部活・受験勉強・塾通いに忙しい中高生。

▲授業の難易度があがるだけでなく、部活・受験勉強・塾通いに忙しい中高生。

大学受験までに2級を取得しておきたい

など将来を考えた場合、小学生のうちから少しずつ始めておくと将来的にも余裕を持って英検に取り組むことができます

 

また、小学校から英語の授業が始まったので、そこにさらに英検をプラスすることでモチベーション維持や、やる気を引き出すことにもなります。

 

英検の学習は、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く学べるものなので、小学生のうちに英検受験を目指せば今後の英語学習に必ず役立ちます。

小学生が英検を受けるメリット

小学生から英検を始めるメリット

小学生が英検を受けることで得られるメリットにはどのようなものがあるでしょうか?

英語が得意になれるチャンス

5級や4級の英検の問題は基礎中の基礎なので、楽しい英語学習の中で身に付けられるものも多いです。


楽しみながら自然に覚えた英語を、実際の問題で解けると自信に繋がります。

 

そのように英語学習が楽しいものだと実感できれば、中学以降の英語の勉強に積極的に取り組むことができます。

やる気を刺激する

例えばゲームでメダルを貰ったり水泳の習い事で級が貰えるというのは、単純に子どものやる気を刺激します。

 

英検も同じで、級を獲得することが刺激になり、自主的に英語の試験に挑むことが出来ます

将来を見据え有利にスタートできる

大学入試では、英検準2級や2級を持っていると有利になる大学があります。

 

さらに、2級以上は就職でも有利なため、英検は取得しておいて全く損はありません

 

中学や高校でいきなり3級や準2級から受験するのもアリですが、その時期は他の教科の受験勉強や部活で忙しい時でもあります。

 

小学生のうちから少しずつ英検の勉強を始めておくことで、後々の学習がスムーズに運べます。

小学生で英検を受けるデメリット

英検は小学生でも受験出来て将来も役に立つものですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

合否の判定が出る英検は、あまり不合格が続くとお子様のやる気にも関わってきます。

 

受験を考える時には英語の能力が申し分のないレベルであるのか、学校や英会話スクールの先生に聞いたり、親御さんのほうでも見極めてあげることが大切です。

 

小学生の英検受験が増えていることは確かですが、この時期のお子様にとっては学校での授業や遊びは大切です。

 

子どもの自主性を尊重し、学校の宿題などがおざなりになることが無いように様子を見ながら進めましょう。

小学生の英検で注意したいこと

小学生の英検で注意したいことが3つあります。

1|英検の対策をしてから受ける

英検の試験では、どのような形式の問題が出るのか全く分からないまま受験することが無いようにしましょう。

 

5級や4級であれば出題範囲が多岐に渡ることはありませんので、しっかり把握し、英検の対策を行ってから受験にチャレンジしましょう。

2|あくまでも子どもの自主性を尊重

社会人の場合であれば就職や昇進に有利になるという強い動機を持てますが、小学生のうちはまだそのような差し迫った事情はありません。

 

英検は、あくまでも英語学習のモチベーションを保つための一つの方法と捉え、お子様の自主性を尊重しましょう。

3|英語力以外のケアを忘れない

受験にあたり

  • 一人で座っていられるか
  • マークシートにきちんと記入が出来るか
  • 何かあった時には試験管に伝えることができるか

などお子様が親御さん無しでも試験が受けられる状態であるか確認しておきましょう。

小学生のはじめての「英検」FAQ

小学生が英検で目指すべき級・始めどき・ロードマップ・注意点についてよくある質問FAQ

Q1.小学生は英検、何級から始めるべき?

無理なくはじめるなら5級→4級が王道です。読解・作文・面接の準備が整えば高学年で3級も視野に。家庭学習の習慣化を最優先にしましょう。

Q2.小学生で3級/準2級に挑戦しても良い?

挑戦可能です。

ただし3級以上はライティングと面接があるため、語彙・読解に加えて「書く/話す」の練習が必須です。受験間隔は十分に取り、弱点対策→過去問で再評価の流れがおすすめです。

Q3.2025年度からの「準2級プラス」ってなに?

準2級と2級の間に新設された級で、学習段階の橋渡しを目的としています。レベルの段差をならし、モチベーション維持に役立つ位置づけです。公式の概要ページに特長とサンプルが掲載されています。

Q4.4級・5級のスピーキングテストは必須?どこで受ける?

任意(合否に無関係)です。自宅や学校のPC・タブレット・スマホで受験でき、公開会場の実施はありません。詳細は公式FAQを参照してください。

Q5.英検は年に何回ある?

年3回(第1回・第2回・第3回)です。申込期間・一次/二次の時期は回ごとに異なるため、最新の実施スケジュールは公式案内で確認してください。

Q6.一次と二次の違い、どの級に面接がある?

一次:筆記+リスニング、二次:面接。面接は3級以上で実施されます。試験構成の基本は公式「英検について」が分かりやすいです。

 

また、

をチェックしておくと、英検がある日の「一日のスケジュール」を把握しやすいので、事前確認しておくとよいでしょう。

Q7.小学生の受験者は本当に増えている?

増加傾向です。2024年度の小学生受験者は37万5,991人。特に4級以上の伸びが顕著と報告されています(英検協会「統合報告書2025」コラム)。

Q8.何歳から受ければいい?判断材料は?

年齢よりも現在地で判断を。公式の「英検Can-doリスト」や「英検デビューできるかな?チェックシート」で、学力以外(マークシート・着席時間など)も含め受験可否を確認しましょう。

Q9.不合格だったらどうする?再受験の目安は?

次の回(年3回)を目安に、弱点の1〜2領域に絞って再学習→過去問で再評価が効率的。連続受験で疲弊するより、準備期間を確保するほうが合格率は上がります。

Q10.受験料や最新日程はどこで確認?

受験料・申込・会場種別は年度で改定されます。必ず英検公式サイトの最新情報で確認してください。

小学生が英検で目指すべき級は?
始めどき・ロードマップ・注意点|まとめ

今回は小学生の英検についてまとめました。

 

英検は小学生のお子様の英語力をバランス良く伸ばし、英語学習のモチベーション維持にも効果的です。

 

小学生のうちに5級合格を目指せば中学以降の英語の勉強もスムーズですし、将来的に大学入試や就職に有利な2級取得に向けて、早いスタートを切ることができます。

 

ただし、初級レベルの英検5級であっても小学生にとっては難しい場合もあるので、お子様にあった英検対策をしてあげて下さい。

 

きっとお子様が英検合格を手にする頃には

もっと英語を勉強したい!

となっていることでしょう。

 

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