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マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策|「いじめ防止週間」と「Odd Socks Day」で“違い”を楽しむ教育実例
- 中村妙子(Taeko Nakamura)
- Glolea! マレーシア親子留学アンバサダー/Luchouette Sdn Bhd(ルシュエット)代表
マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策が気になる保護者・マレーシア親子留学を考えている方へ。現地在住のマレーシア親子留学コーディネーターが、Anti-Bullying Week や Odd Socks Day、Kindness Wall などインター校で行われているいじめ防止&多様性教育の実例と、学校選びでチェックしたいポイントを親目線でわかりやすく紹介します。
こんにちは! マレーシア教育移住・留学コーディネーター&ルシュエット代表(Luchouette Sdn Bhd代表)/Glolea![グローリア] マレーシア親子留学 アンバサダー 中村妙子です。
マレーシアのインターナショナルスクールでは、毎年11月に「Anti-Bullying Week(アンチ・ブリーウィーク)」といういじめ防止週間が実施されています。
※Bullying=いじめ、ブリーイング

日本でも学校ごとにいじめ防止の取り組みはありますが、海外、とくにマレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策では、「いじめについて考える1週間」を国全体・学校全体で共有する仕組みがあり、共通のテーマとして継続的に扱われているのが特徴です。
多民族・多文化社会であるマレーシアのインター校では、子どもたちが「違い」を理解し、互いを尊重するための工夫が随所に見られます。
この記事では、マレーシアのインターナショナルスクールで行われている
- いじめ防止教育:
Anti-Bullying Week
- 象徴的ないじめ対策・多様性教育を代表するイベント
Odd Socks Day
の具体的な取り組みを、マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策の一例としてご紹介します。
目次
- Anti-Bullying Week(いじめ防止週間)とは?マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策
- マレーシアのインターナショナルスクール各校で行われる Anti-Bullying Week のいじめ防止の取り組み例
- マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策「Odd Socks Day(オッドソックスデー)」とは?左右ちがう靴下で学ぶ“多様性”
- FAQ|マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策についてよくある質問
- Q1. マレーシアのインターナショナルスクールでは、具体的にどのようないじめ対策プログラムが行われていますか?
- Q2. Anti-Bullying Week(アンチ・ブリーウィーク)は、マレーシアのインターナショナルスクールでどのように実施されていますか?
- Q3. Odd Socks Day(オッドソックスデー)は、マレーシアのインターナショナルスクールでどんないじめ防止のねらいがありますか?
- Q4. マレーシアのインターナショナルスクールで行われる「Kindness Wall」は、いじめ対策としてどんな効果がありますか?
- Q5. こうしたいじめ防止プログラムには、保護者も参加できますか?マレーシアのインターナショナルスクールの事例は?
- Q6. マレーシアのインターナショナルスクールは、日本と比べていじめが少ないのでしょうか?
- Q7. 親として、マレーシアのインターナショナルスクールを選ぶ際に「いじめ対策」でチェックすべきポイントは?
- Q8. 子どもが苦手意識なく「いじめ」について考えられるようにするには?マレーシアの事例から学べる工夫はありますか?
- まとめ|マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策は、笑顔で参加できる「軽やかさ」もポイント!
- マレーシア親子留学&教育移住のすすめ
- 人気の関連記事|マレーシア生活・食材・子育てに役立つ情報まとめ
執筆・監修者|中村妙子(Taeko Nakamura)
青山学院大学大学院MBA修了。名古屋出身。2013年にマレーシアへ移住し、2017年に留学エージェント Luchouette Sdn. Bhd(ルシュエット) を設立。これまでに数百名のご家族のマレーシア教育移住・親子留学をサポートしてきた実績を持つ。著書3冊、朝日新聞などメディアにも多数掲載。
Anti-Bullying Week(いじめ防止週間)とは?マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策

「Anti-Bullying Week(アンチ・ブリーウィーク)」は、イギリス発祥の“いじめ防止週間”キャンペーンで、現在はマレーシアを含む多くの国のインターナショナルスクールでも取り入れられている取り組みです。
とくに、マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策としても重視されているプログラム のひとつです。
もともとは、2002年にイギリスの団体 “Anti-Bullying Alliance(ABA)” が提唱し、
- 学校
- 家庭
- 地域
が一体となって「いじめのない学校・いじめのない社会」をつくることを目的にスタートしました。
年に一度、通常は11月の第3週に実施される世界的ないじめ防止週間で、子どもたちが「いじめとは何か」を考え、自分の言動を振り返り、他者への思いやりや多様性への理解を深める時間として位置づけられています。
※2025年は11月10日〜14日に実施されました。
この Anti-Bullying Week の期間中に行われる象徴的なイベントのひとつが、後ほどご紹介する「Odd Socks Day(オッドソックスデー)」です。
マレーシアのインターナショナルスクール各校で行われる Anti-Bullying Week のいじめ防止の取り組み例
マレーシアのインターナショナルスクールでも、Anti-Bullying Weekの期間中は、次のような いじめ防止プログラム が行われています。
いじめを“見える化”する
アート/作文プロジェクト(ポスター・Kindness Wall など)

ポスター、バッジ、バッグ、Tシャツなどに反いじめメッセージやイラストを描き、校内に掲示します。
また、生徒が「Kindness Wall(優しさの壁)」を作り、友だちや先生の「うれしかった言葉」「優しさを感じた行動」を書き込むことも。
こうした活動を通して、学校全体でポジティブな文化や価値観を“見える化”するいじめ防止の取り組み が行われています。
子どもの共感力を育てる
ロールプレイ(役割演技)授業
「いじめ」と一口に言っても、その種類はさまざまです。
クラスでは「言葉によるいじめ」「身体的ないじめ」「サイバーいじめ」など典型的な場面を設定し、子どもたちが加害者・被害者・傍観者などの役を演じます。
そのうえで、
「どんな気持ちだったか」
「どう行動すればよかったか」
をクラス全体でディスカッション。
衝突やトラブルの解決方法を、“体験型のいじめ防止授業”として学べる のが特徴です。
家庭と学校が連携する保護者向けワークショップ(親向けセッション)
学校が保護者を集めて、いじめに関するワークショップを開催することもあります。
- いじめの種類やサイン(兆候)
- 家庭での声かけやサポートの仕方
- 子どもがいじめを「受けている/している」場合の対処法
などを共有し合います。
このように、学校・子ども・保護者が三者一体でいじめ防止に取り組む仕組みが、マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策として 各校で工夫されています。
マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策「Odd Socks Day(オッドソックスデー)」とは?左右ちがう靴下で学ぶ“多様性”

▲Anti-Bullying Week の Odd Socks Day。この日はマレーシアのインターナショナルスクールの子どもたちが、左右ちがうカラフルな靴下を競うように選びながら、「違いを楽しむ」いじめ防止&多様性メッセージを体験的に学びます。
Anti-Bullying Week の期間中に、マレーシアを含む多くのインターナショナルスクールで行われる象徴的な行事が「Odd Socks Day(オッドソックスデー)」です。
マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策・多様性教育を代表する取り組みのひとつでもあります。
この日は、子どもたちが左右バラバラの靴下を履いて登校します。色や柄、長さが違っていてもOK。むしろ“できるだけ違う靴下”を選ぶほど、いじめ防止と多様性のメッセージが強く伝わる日になっています。
一見ユニークで、少しコミカルにも思えるこの取り組みには、次のような大切な意味が込められています。
「違いがあることは当たり前」と伝える多様性メッセージ
左右の靴下が違っているように、人には外見・言葉・考え方・文化など、さまざまな違いがあります。
それらを「変だから」と笑うのではなく、
一人ひとりの個性として尊重することが大事だよ
という多様性教育のメッセージを、子どもたちが体験的に学ぶための いじめ防止アクティビティ です。
個性を隠さず“自分らしさ”を出す練習で子どもの自信を育てる
靴下の色や柄は、子どもにとってわかりやすい「自分の選択」です。
普段は恥ずかしがり屋の子も、この日だけは思い切って派手な靴下やユニークな組み合わせを選んでみるなど、「自分で選ぶ」「自分を表現する」練習になります。
マレーシアのような多民族・多文化の学校環境の中で、自分も相手も尊重する“自分らしさ×他者理解”を楽しく学べるのが、マレーシアのインターナショナルスクールにおける Odd Socks Day の大きなねらいです。
FAQ|マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策についてよくある質問

Q1. マレーシアのインターナショナルスクールでは、具体的にどのようないじめ対策プログラムが行われていますか?
A. 多くのインターナショナルスクールでは、Anti-Bullying Week(アンチ・ブリーウィーク)といういじめ防止週間を導入し、
- アートプロジェクト(ポスターやバッジ、Kindness Wall など)
- ロールプレイ(役割演技)による「いじめ場面」の疑似体験と対話
- 保護者向けワークショップ
といった 学校・子ども・保護者が三者一体で取り組むいじめ対策プログラム を実施しています。
Q2. Anti-Bullying Week(アンチ・ブリーウィーク)は、マレーシアのインターナショナルスクールでどのように実施されていますか?
A. Anti-Bullying Weekは、イギリスで始まった「いじめ防止週間」のキャンペーンで、現在はマレーシアを含む多くの国のインターナショナルスクールでも採用されています。毎年11月第3週に行われることが多く、子どもたちが「いじめとは何か」を考え、自分の言動を振り返り、他者への思いやりや多様性への理解を深めることを目的とした1週間です。
Q3. Odd Socks Day(オッドソックスデー)は、マレーシアのインターナショナルスクールでどんないじめ防止のねらいがありますか?
A. Odd Socks Day は、Anti-Bullying Week の期間中に行われる象徴的なイベントで、左右ちがう靴下を履いて登校する日です。
- 「みんな違って当たり前」という多様性のメッセージ
- 個性を隠さず“自分らしさ”を表現する練習
として位置づけられており、子どもたちが 楽しみながら、違いを尊重する感覚やいじめをしない・許さない価値観を体験的に学ぶいじめ防止アクティビティ になっています。
Q4. マレーシアのインターナショナルスクールで行われる「Kindness Wall」は、いじめ対策としてどんな効果がありますか?
A.Kindness Wall(優しさの壁)は、Anti-Bullying Week の活動の一つで、友だちや先生からもらった「うれしかった言葉」や「優しい行動」をメモに書いて貼り出す取り組みです。
学校全体で「どんな言動がうれしいか」「どんな関わり方を大事にしたいか」を可視化することで、ポジティブな関係性や校風を育て、いじめが起こりにくい環境づくりにつなげることをねらいとしています。
Q5. こうしたいじめ防止プログラムには、保護者も参加できますか?マレーシアのインターナショナルスクールの事例は?
A. はい。マレーシアのインターナショナルスクールでは、Anti-Bullying Week に合わせて
- いじめの種類やサイン(兆候)
- 家庭での声かけ・サポートの仕方
- 子どもがいじめを「受けている/している」場合の対応
などをテーマにした保護者向けワークショップが開かれることもあります。学校任せにせず、家庭と学校が連携していじめ対策に取り組むことが大切だと考えられています。
Q6. マレーシアのインターナショナルスクールは、日本と比べていじめが少ないのでしょうか?
A. 「日本よりいじめが少ないから安心」と一概に言うことはできませんが、多民族・多文化環境で「違いがあること」を前提とした教育が行われていることや、Anti-Bullying Week のような 体系的ないじめ防止プログラムが制度として組み込まれている学校が多いことは事実です。
親子留学や教育移住を検討する際は、学校ごとのポリシーや取り組み内容をよく確認すると安心材料になります。
Q7. 親として、マレーシアのインターナショナルスクールを選ぶ際に「いじめ対策」でチェックすべきポイントは?
A. 学校選びの際には、次のような点を確認しておくと安心です。
- 学校の いじめ防止ポリシー(Anti-Bullying Policy)が明文化されているか
- Anti-Bullying Week や類似の いじめ防止キャンペーンを定期的に行っているか
- ロールプレイ、カウンセリング、ピアサポートなどの 具体的なプログラムの有無
- いじめが起きた場合の 相談窓口・対応フローがきちんと決まっているか
- 保護者向けの説明会やワークショップなど、家庭との連携を重視しているか
これらを事前に確認しておくことで、マレーシアのインターナショナルスクールの「いじめ対策」の実態をイメージしやすくなります。
Q8. 子どもが苦手意識なく「いじめ」について考えられるようにするには?マレーシアの事例から学べる工夫はありますか?
A. マレーシアのインターナショナルスクールの事例から学べるポイントとして、
- Odd Socks Day のように 遊び心のあるテーマで“違い”をポジティブに扱う
- 「ダメ・禁止」だけでなく、うれしい言葉・行動(Kindness)を可視化して増やしていく
- ロールプレイを通じて、加害者・被害者・傍観者、それぞれの気持ちを体験的に理解する
などがあります。重いテーマであっても、笑顔で参加できる“軽やかないじめ防止” にすることで、子どもたちも前向きに学びやすくなります。
まとめ|マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策は、笑顔で参加できる「軽やかさ」もポイント!

▲マレーシアのインターナショナルスクールをはじめ、多民族・多文化の子どもたちが学ぶ世界各国の学校では、Anti-Bullying Week を通して「違いを尊重し合うこと」がいじめ対策の土台になっています。親子留学を通じて、こうしたグローバルな多様性の中で育つ経験そのものが、子どもの心の安全と学びを支えています。
重いテーマである「いじめ」を、怖がらせず、プレッシャーを与えずに考えてもらうために、学校ではあえて遊び心のあるアプローチが採用されています。
マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策でも、この「軽やかさ」が大切にされています。
「Odd Socks Day」では、生徒だけでなく先生も率先して左右の違う靴下を履き、学校全体が明るい空気に包まれます。こうした“参加しやすい雰囲気づくり”こそが、実は最も効果的ないじめ予防につながっているのではないでしょうか。
マレーシアに親子留学を決断される理由の一つに、「多民族国家の環境で、グローバルな視点を育んでほしい」という声が多く聞かれます。
その意味で、「Odd Socks Day」をはじめとする Anti-Bullying Week の取り組みは、マレーシアのインターナショナルスクールのいじめ対策であり、子どもたちにとって貴重な体験となり、異文化理解や多様性へのまなざし、思いやりの心を育てる大切なきっかけとなっています。
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記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 中村妙子(Taeko Nakamura)
- Glolea! マレーシア親子留学アンバサダー/Luchouette Sdn Bhd(ルシュエット)代表
- クアラルンプール
2013年にマレーシアへ移住。青山学院大学大学院MBA修了、著書3冊。2017年に留学エージェント Luchouette Sdn. Bhd を設立し、これまでに数百名の親子留学・教育移住を支援。インターナショナルスクール入学サポート、不動産紹介、法人設立など、現地密着の総合サポートを提供中。