小野寺 愛 ピースボートこども家 [後編]「親子留学」は自分の子育てのあり方を見直してみるいい機会 | Glolea![グローリア]

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[後編]「親子留学」は自分の子育てのあり方を見直してみるいい機会

小野寺 愛さん(Ai Onodera)
「ピースボート子どもの家」代表
小野寺 愛さん(Ai Onodera)
国際交流NGOピースボート洋上のモンテッソーリ保育園「ピースボート子どもの家」代表。「平和は子どもからはじまる」を合言葉に、講演活動や地域での親子イベントを企画・運営。共著に「紛争、貧困、環境破壊をなくすために世界の子どもたちが語った20のヒント」(合同出版)ほか。2児の母。「Glolea! 子どもと一緒に地球一周アンバサダー」としても連載更新中。

これからの日本と子ども、世界の未来に期待することはなんですか?

ピースボートこどもの家 小野寺愛さん世界平和を大前提として、子どもには、世界のどこにいても「たくましく生きる力」を身につけて欲しいです。そのためにも、親自身が様々な環境で、違う種類のしあわせに触れることによって、子どもに何を伝えるかを考えたいものです。

 

「貧しくてかわいそうな人たち。なにかできることはないかしら?」と、どこか上から目線で訪れる途上国で出会う現地の子どもたちが、実はとびきり元気で自立している。大人たちも人間として成熟していて、経済的には貧しくても日々の暮らしぶりや時間の流れは豊かだったりする。それを実体験して、驚く方は多いです。

 

旅を通して「自分って?」「日本って?」という問いと向き合い、日本で今の時代に「常識的」とされる幸せは、果たして世界を舞台に生きる未来の子どもたちの幸せでもあるのかと考えながら、日々の子育てをしたいなと考えています。

親子留学を検討されているママ&Kids達へのアドバイスをお願いします

ピースボートこどもの家 小野寺愛さん

行き先を決めたら、旅支度から一緒に、お子さんとやりましょう。ガイドブックを読んだり、旅先での過ごし方をイメージして備えたいのは、大人ばかりではありません。どんな場所に行くかもわからないまま、いきなり連れて行かれ、いきなり連れまわされるのは嫌なもの。それは、子どもも同じです。

 

「ずっと夏みたいに暑い国なんだって、どんな洋服を持って行こう?」「プールもあるよ。水着はどれにする?」などと相談しながら、親子一緒にイメージを膨らませて、旅支度を整えていきましょう。3歳くらいの子どもと一緒にそれをすると、とんちんかんな物がスーツケースに入ることもあります。でも、それはそれである程度受け入れたらいいじゃないですか。「自分で用意した」という満足感に代わるものはないんです。

 

旅先でも同様に、翌日のスケジュールを子どもと共有しましょう。時計などの絵を描きながら「朝ごはんは8時にしようか。まずは大きな公園に遊びに行って、そのあとはママがお買い物したいからつきあってくれる? ジェラートがおいしいみたいだから、アイス屋さんがあったら、寄ろうね〜。その後はなにしようか?」と相談しながら、見通しを立てていきます。子どもは安心して旅を楽しめるようになりますよ。

 

≫[前編]先入観や差別心のない子ども時代にこそ世界を見て欲しい

≫[中編]幼少期に世界を体験することにこそ大きな意味がある

 


 文/宇佐見明日香 撮影/井山敬介 編集/内海裕子

 

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