グローバルに活躍する専門家として、ママへのメッセージ
途上国でも幼稚園、小学校に入る前の教育が重要視されています。脳の発達、栄養、習慣的なところを身につけることが幼少期に重要なように、小さい頃の教育として、様々なバックグラウンドを持つ人達と直接触れる経験、国籍を超えて出会う経験は重要だと考えています。
人は違って当たり前。
違って良いのだということ。違うけれど、人間ということに変わりはない。
美味しいものを食べて美味しいね。音楽を聴いて楽しいね・・・といったように、食、音楽、芸術、スポーツは言葉を超えてつながることができます。こういったことを幼少期から遊ぶ感覚で楽しみながら、国際的なコミュニケーション体験をさせてあげてください。
ワシントンDCのオフィスにある世界銀行職員のためのプリスクールでは、様々な国籍の子どもたちが集まっています。世界には人種間の問題など、色々な問題が山積していますが、世界銀行のプリスクールで、違う国籍の子どもたちが共に遊ぶという環境をみていると、国籍や肌の色などは全く関係なく「一緒に遊んで楽しかった！」という経験がしっかりと刻まれていることを感じられます。これが大人になってからも非常に重要な経験となることは間違いないでしょう。
国籍を超えて、オープンなマインドで仲間を作っていくこと。これからの時代はグローバルな視点をもって様々な国の人とコミュニケーションをとり問題を解決していく時代です。ぜひ、ママもお子さんと共に世界へ羽ばたいていただければと思います。
文・編集／内海裕子 撮影／馬場景子
©tiedhearts, Inc.