日本でどのような準備をして来て欲しいですか?

異文化での母子分離環境に慣れるのに時間がかかるお子様もいらっしゃると思いますが、プリスクールに登園されましたら、安心してお母様にはお子様をお預け頂きたいと思います。子どもは、登園時にお母様の前では泣いてしまうことも多いのですが、お母様がいなくなったあとはすぐにクラスに溶け込んで楽しく遊んでいます。ぜひ、お子さんを信頼してあげてください。
また、英語に関しても色々不安も多いかもしれないのですが、こちらの園の先生は英語を話せない子どもたちの対応にも慣れているため、英語の勉強をそこまで頑張ってこなくても、それぞれのスピードで言語に慣れて楽しんでいただければと思います。
持ち物の準備としましては、園によって違いはありますが、当園の場合はパンツを含め着替えを2枚ずつ持ってきていただいています。汗をかいた後のお子さんがお風邪をひかれないようにお昼寝の後などにお着替えをいたします。また、水飲み場で上手にお水を飲める子は良いのですが、慣れていない子の場合はウォーターボトルをお持ちになると安心ですね。お砂場用のスリッパ。夏にお預けになられたい場合は、プールの準備として水着とサンダルをお持ちになってください。あとは、お昼寝用のタオルとブランケット。ハワイの日中は年中暑いので薄めのものをお持ちになることをおすすめします。
オムツがとれていない子の場合は、HuggiesのPull-ups Training Pantsというトレーニングパンツやお尻拭きをご用意いただいています。
そして私達の園では、カバーシューズ(運動靴)と靴下着用となっています。Crocsは保育園内での使用は安全ではないので、お断りしてます。ただし、砂場用と水遊びの時は、Crocs又はゴムぞうりの着用になっています。
受け入れ側として、 親子留学でいらっしゃるママの心構えなどはありますか?

▲園庭の一部。安心・安全への配慮が行き届いているのでママも安心
ママはとにかくお子さんを安心してプリスクールに送り出してあげてください。
『大丈夫? 大丈夫?』という問いかけをするとお子さんも不安になってしまうので、『大丈夫だね! 楽しんでおいで!』と明るくポジティブに声がけをしていただけるとよいでしょう。
ハワイの学校は全体的に朝早くから始まります。私達の園では8時からサークルタイムが始まります。そして公立の学校も8時から始まるところも多いので、早起きの練習をしてください。
文・編集/内海裕子 撮影/井山敬介
西山鈴江 園長インタビューの後編では、最近の親子留学の傾向、ミックスカルチャーな環境を幼少期に体験するメリット、ママでも今日から取り入れることができそうな、園で実践されているグローバル教育についてお聞きしました!
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