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平田麻莉さん – フリーランスPRプランナー Vol.8

言語やバックグラウンドに関係なく、根本的に全ての人間に対して好意と興味、信頼を持てる人になって欲しい − 平田麻莉

Global+Learning=Glolea![グローリア]。世界とポジティブにつながる今と未来のためにお子様とともに学び続ける、素敵なGlolea!なママにフォーカスするインタビュー。今回は、フリーランスのPRプランナーとしてご活躍中の 平田麻莉 さんにお話をお伺いしました。

Profile: 平田麻莉 (Mari Hirata)さん 

大学在学中よりPR会社のスタートアップに参加し、国内外50社以上の広報を担当。一念発起して退社し、シカゴ近郊のビジネススクールへの交留留学を経て、国内でMBA取得。博士課程に進学しつつ、大学職員として世界5か国のトップビジネススクールとコンファレンスを共催するなど広報・国際連携業務に従事する二足の草鞋生活を送る。出産を機に退職・退学し、専業主婦を経て、“アクティブなパパママの子育てがもっと楽しくなるナレッジシェアメディア「cozreマガジン」などのPRマネージャーとして社会復帰。長男1歳

 

 

−− 平田麻莉 さん流のGlolea!な生き方、子育てスタイル(=世界とポジティブにつながり子どもと共に学び合う子育てスタイル)や、想いがあれば教えてください 

 

平田麻莉 さん(以下敬称略):

国籍や人種、宗教、ジェンダーが様々なのは当たり前で

みんな違ってみんな良い

ということを息子にも常日頃から伝えたいと思っています。

 

私が幼稚園生の時、母が作ってくれた布製の人形たちは、一つ一つ髪の色や肌の色が違いました。母は私に、人類の多様性とその素晴らしさを伝えたかったそうです。

 

また、私は転勤族だったので、どこへ行っても最初はよそ者だけどそのうち打ち解けるという経験をたくさん繰り返してきました。幼稚園のお友達や自宅に来るお客様が外国人ということもありましたし、ミーハーな母に連れられて海外アーティストのバックステージに遊びに行くこともよくありました。

多様性や一人一人の個性を自然に受け入れる感覚を持ってほしいと思っています

平田麻莉 : 国籍問わずしょっちゅう友達が遊びに来てくれるので人見知りしない性格になったのかも

▲しょっちゅう友達が遊びに来てくれるので、息子は全く人見知りしないお調子者に育っています

平田:そのような経験もあってか、外国人が異質だという感覚は昔からあまりなく、言語の違いはあれど、根本的には国内の地方も海外も、それぞれ独自の文化や慣習を持っているという意味で同じなんじゃないかと思っています。福岡出身の人がいればトロント出身の人やホーチミン出身の人もいるよねということで。

 

息子にも、ダイバーシティ(多様性)や一人一人の個性を自然に受け入れる感覚を持ってほしいので、色々な人と触れ合える機会があると良いのかなと思っています。

 

フルタイム勤務ではないので保育園の代替手段を検討した時、区内のプリスクールを徹底的に調べました。教会が運営する特にインターナショナルではないところとずいぶん迷ったのですが、フルデイコースがあったことと、オーナーの教育理念に共感して意気投合したことが決め手となり、サンシャインキッズアカデミーに通いはじめました。結果的に、半分以上が外国籍やミックスのお友達だったので、多様性を日常的に体感できる環境としても良かったと思います。

自分がまず笑顔を向ければ、相手も笑顔を返してくれるという体験をたくさんさせてあげたい

−−お子様の語学力アップや、
異文化コミュニケーション力UPのために平田さんがされていることはありますか

 

平田: ここでいう異文化コミュニケーション力というのに当てはまるかどうか分かりませんが、使っている言語や文化、バックグラウンドに関係なく、根本的に全ての人間に対して好意、興味、信頼を持てる人になって欲しいとは考えています。

 

そのためにも、まだ言葉の壁や偏見のないうちに

どんな国の人でも、自分がまず笑顔を向ければ、相手も笑顔を返してくれる

という体験をたくさんさせてあげたいなと。

 

平田麻莉 :  初めての海外は5ヶ月の時。赤ちゃんを見ると必ずと言っていいほど話しかけてくるハワイの人たち

▲初めての海外は5ヶ月の時。赤ちゃんを見ると必ずと言っていいほど話しかけてくるハワイの人たち

乳幼児を海外に連れ出すことには賛否両論ありますが、休暇や出張、結婚式などであちこち同行させているのも、そうした考えからです。

 

実際、うちの息子はどこへ行っても自家発電でご機嫌よろしく、元気いっぱいなので連れ回しやすいというのもありますが。海外では子どもを見ると大抵の大人が大きなリアクションで応えてくれるのが嬉しいらしく、テンション上がりまくりで三枚目ぶりに磨きがかかるんで、追い掛け回すのが厄介です(笑)。

▲二度目のハワイは結婚式で。チャペルに向かうリムジンを待つ間、観光客相手に芸を披露

▲二度目のハワイは結婚式で。チャペルに向かうリムジンを待つ間、観光客相手に芸を披露

 

「異文化」にとらわれない…ということこそ世界がボーダレスになっていくことだと思う

平田麻莉 : パリの公園で。大人でも子供でも笑顔で目が合えばすぐ絡みに行くお調子者の息子

▲パリの公園。大人でも子供でも笑顔で目が合えばすぐ絡みに行きたがる息子

平田:

また、質問の趣旨とそれるかもしれませんが、むしろ「異文化」にこだわらないで欲しいとも思います。多様性は日本人同士も含めて、当たり前に其処此処にあるものです。一人一人の違いを認めて尊重しながらも、むしろ人間同士が共通に持っている文化や感覚に目を向け、共感し合える方がいいんじゃないかな、と。

 

我が家に遊びに来る友人の国籍も色々ですが、特に異文化を意識することはあまりありません。「ご当地あるある」的な会話や各国の社会情勢に関する議論になることももちろんありますが、基本的には仕事やキャリアの話、家族や恋愛の話など、たわいない話ばかりしています。

 

今後世界がますますボーダレスになるということは、そういうことなのではないでしょうか。

平田麻莉 : 結婚式で台湾へ。美しい花嫁に釘づけな息子

▲台北のオシャレカフェでアットホームな結婚式。美しい花嫁に釘づけ!?

 

洋楽好きの両親のおかげか!?
リスニングや発音であまり苦労したことがありません

平田:そういうわけで、コミュニケーションを取りたい、取ると楽しいというスタンスさえあれば、手段は自然と付いてくるものだと思っているので、正直あまり語学教育は意識していないのですが、自分が育った環境で良かったのかなと思うのは、両親が洋楽好きだったことでしょうか。

 

いつも家や車内で流れていた幼少の思い出の曲といえば、大体クラシックか、ビートルズやクイーン。あとはビリー・ジョエルなんかも私にとってはザ・郷愁です。

 

私は日本で育った純ジャパニーズなのですが、海外で英語を使うと、なぜ日本人なのにそんなに発音がきれいなのかとよく尋ねられます。残念なことに、どうも日本人は発音が悪いイメージがあるようですね。そんなこと聞かれても…という感じなのですが、ある時、家族ぐるみで付き合いのあるスイスの友人に、実家の音楽環境のお陰で耳が育ったのではないかと言われて、なるほどと思いました。確かにリスニングでもあまり苦労したことはありません。

 

なので、それを大義名分として、我が家でも特に幼児向けの音楽ではなく、自分の聞きたい音楽ばかり聞いています(笑)。ディズニーソングも大好きなので、それは子ども向けとも言えますね!

ゴスペルサークルに息子と共に参加しています!

−−Glolea!なママである、平田麻莉さんが最近注目しているグッズやイベントはありますか?

平田:ブリリアントスターズ東京という、ママゴスペルのサークルに入っています。

 

「天使にラブソングを」ばりに心を一つにして大声で歌うことで、ストレス発散になるのはもちろん、「〇〇くんのお母さん」としてではなく、自分自身の仲間としてのママ友と強い絆が生まれる気がします。

 

発音指導に力を入れているサークルで、英語歌詞をネイティブの発音のように聞こえる独特のカナ歌詞に置き換えて指導されるのが、目からウロコでした。確かに普通のお母さんたちでもネイティブっぽく聞こえるんです! 子連れOKなので、息子も1歳になったばかりの頃から毎回一緒に参加しています。

 

リズムに乗って一緒にクラップして踊ったり、最近では歌詞の一部を真似して歌っているつもりになっていることもあったりで、見ていて可笑しいです。ゴスペルのハーモニーを聞くことで、音感アップにも効果があるのではとちょっぴり期待しています。

外国人ハウスキーパーさんに掃除・家事ついでに子どもと英語で遊んでもらっています

平田:また、外国人ハウスキーパーを1時間1500円からのリーズナブルな価格で探せる「タスカジ」という家事代行マッチングサービスがあります。掃除や料理のついでに、チャイルドケアというサービスで子どもと英語で遊んでもらったりできるので、グローバル教育に関心のあるファミリーに特に人気です。

 

忙しいワーママや在宅でプチ起業しているママの家事育児サポートはもちろん、ホームパーティー準備で外国料理を作ってもらいつつ掃除も手伝ってもらうという使い方も好評なようです。身分証と就労ビザ確認、面接、そしてテストを経た人だけが登録していて、レビューを見ながら選べるので安心ですし。これぞ多くの人が求めていたサービスだと強く共感したので、実は広報のお手伝いもさせてもらうことになりました。

海外・地方…ロケーション問わず仕事ができるスタイルをますます進化させていきたいです

−−平田さんが今、チャレンジしていることもしくは、これからトライしてみたいことはありますか? 

平田麻莉 :普段離れていてもFacebookで互いの子どもの成長ぶりを見られる時代に。対面の喜びもひとしお。

▲普段離れていてもFacebookで互いの子どもの成長ぶりを見られる時代に。対面の喜びもひとしお。

平田:出産後、思った以上に子育てが楽しくて、当時の仕事と大学院を辞め、子育てに専念することにしました。

 

現在は社会復帰しましたが、基本的には週3日を目安に、フリーランスとして場所にとらわれないワークスタイルに切り替えています。そうすることで子どもとの時間を大切にし、色々な経験をさせてあげられるかなという思いからです。

周囲の理解あってのことなので非常に感謝していますが、旅行や出張で海外や地方にいる時も、スカイプやチャットツール、オンラインファイルストレージを活用して、スマホとタブレットで仕事をさせてもらっています。

この子たちが高校生や大学生になる頃には、海外の学校という選択肢が今よりずいぶん身近になるのではないかと思っています。ですので、自分も将来的には、今以上にロケーション問わず仕事ができる道を模索できたらいいなと漠然と考えています。

そうすることで、主人や子どもの転職、就学の希望に合わせて、フレキシブルに同行できるからです。基本的に自分のキャリアがどうこうというより、家族が一緒にいたい派なので…。

世界中どこにいても自分らしくおおらかに生きていける素養を育みたい

−−今後、子育て中のママとして、お子様と共に世界とどのようにポジティブにつながっていきたいですか? 平田さんのお子様との将来の夢などお聞かせください

平田:子どもの将来は本人が選び取るものだと考えているので、キャリアやプロファイルとしてどうなってほしいというような夢や要望は全くありません。

 

むしろ学歴や職歴にこだわらず、自分ならではの道を切り拓けるたくましさと、どんな状況でも幸せだと感じられる心(老子の言う「足るを知る」というか、ある意味で幸せの閾値が低いこと笑)を本人が身に付けられるといいのかなと思います。

 

そして、世界中どこに居ても、周りの総ての人たちへの好意と感謝を持ち、遣り甲斐をもって打ち込めるライフワークと愛する家族を見つけて、大らかに生きていってもらえたら、親としても嬉しいことこの上ないです。

平田麻莉 :たくさん遊んでもらって上機嫌な息子。

▲たくさん遊んでもらって上機嫌な息子。NYCにて。

 

−−Glolea![グローリア]読者のママ達へのメッセージをおねがいします。 

平田:私たちの子育てがこれからの日本の国際競争力にも関わってくるので責任重大ですね(笑)。ボーダレスな社会を生きる世代を育てるママ同士、一緒に頑張っていきましょう!

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