【おうち英語】子どもの英語力を劇的に伸ばす方法10選|年齢別・4技能別の実践アイデア
- 内海 裕子 (hiroko utsumi)
- Glolea! 創刊編集長 / 元米国公立校講師 / 子ども英語プログラム開発アドバイザー
この記事の要約
日本の英語力世界96位(EF EPI 2025)と0〜18歳の子どもの英語力を家庭で伸ばしたい保護者のためのポイント
日本の英語力はEF英語能力指数(EF EPI)2025で世界96位・アジア平均以下。「読む・聞く」は比較的得意でも「話す・書く」が弱い傾向がみられました。英語力が高い国ほど進学・留学・キャリアの選択肢が広がることも分かっています。本記事では、0〜18歳の子どもの英語力を家庭でどう伸ばすかを、子どもオンライン英会話・多読・英検対策・プリスクール・英語キャンプや親子留学の活用法と年齢別のポイントに整理し、Glolea![グローリア]編集部の10年以上の取材・留学サポート経験にもとづいて解説します。
日本の英語力は「EF EPI 2025」で
世界123カ国・地域中96位──
この事実は、私たち保護者にとって看過できない現実です。
世界平均やアジア平均をも下回る「非常に低い」レベルに分類され、「読む・聞く」は比較的得意でも「話す・書く」が極端に弱いという、長年の課題が浮き彫りになっています。

しかし、AIと共存するグローバル社会を生きる今の子どもたちにとって、英語力は単なる科目ではなく、未来の選択肢を広げるための必須スキルです。
学校任せでは不安
わが子には本物の英語力を身につけさせたい
と考える0〜18歳の保護者の皆様へ。
本記事は、日本の英語教育の課題を踏まえ、家庭で子どもの英語力を劇的に伸ばすための具体的な方法を、Glolea![グローリア]編集部の10年以上の取材・留学サポート経験に基づき、徹底的に解説します。
【本記事でわかること】
- 日本の英語力の現状と、家庭での英語教育が重要である理由
- 子どもの英語力を伸ばすための具体的な「おうち英語」の方法10選
- 「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く育む年齢別・フェーズ別ロードマップ
子どもの英語力を伸ばす10の方法から読みたい方はこちらから»
目次
- 衝撃の事実:日本の英語力は世界96位(EF EPI 2025)
- 英語力が高い国ほど広がる「進学・留学・キャリア」の選択肢
- データでわかる日本の弱点|「読む・聞く」はできるのに「話す・書く」が苦手な理由
- 【実践編】0〜18歳の発達ステージ別ロードマップ|家庭でできる英語力アップの具体的な関わり方
- 1. 0〜3歳:音とリズムで「英語の耳」を育てる【インプット最優先期】
- 2. 4〜6歳(未就学):英語で「やりとりする」経験を増やす【アウトプット準備期】
- 3. 小学生:多読・多聴+オンライン英会話でアウトプットを増やす“二刀流”学習【4技能バランス育成期】
- 4. 中高生:英語で「学ぶ」「発信する」力を伸ばす【実用化・キャリア準備期】
- 英語4技能バランスを整えるための「家庭でできる10の実践アイデア」
- 【アウトプット強化に効く】家庭でできる実践アイデア10選
- 1. 毎日5〜10分の「英語タイム」を習慣化し、インプット量を確保する
- 2. 日本語で興味を持ったテーマを、英語でも「のぞいてみる」
- 3. オンライン英会話は「先生ガチャ」ではなく、「最高のパートナー」探しのつもりで選ぶ
- 4. 「聞くだけレッスン」から脱却し、レッスンで必ず1回は自分から「話す」目標を設定する
- 5. 英検・テストは“ゴール”ではなく“途中のチェックポイント”として活用する
- 6. 短い英語日記やメモから「書く(ライティング)」習慣を作る
- 7. 親子で「英語でミニプレゼンごっこ」をする
- 8. 英語キャンプ・親子留学で「英語で過ごす時間」をまとめて確保する
- 9. AIを「答えを教えてくれる先生」ではなく「最高の練習相手」として使う
- 10. 親自身が“学び続ける姿”を見せ、「英語学習は楽しい」という文化を家庭に作る
- 【おうち英語の課題解決】 都市と地方の「英語格差」を乗り越える3つの方法
- 【成功の秘訣】Glolea!流「おうち英語」で子どもの英語力を伸ばす3つの軸
- 軸1: 好きなこと×英語で「好奇心の炎」を消さない学びの設計
- 軸2: 小さな成功体験を積み重ねる「ステップアップ型」の学習設計
- 軸3: 家族全体で「グローバルな価値観」をシェアする家庭環境づくり
- 【不安解消】おうち英語で子どもの英語力を伸ばすQ&A|Glolea!編集部が回答
- まとめ|日本の英語力世界96位の今、0〜18歳の子どもの英語教育で家庭ができること
- 子どもの英語教育をさらに深く知りたい方へのおすすめ関連記事・親子留学情報
衝撃の事実:日本の英語力は世界96位(EF EPI 2025)

最新のEF EPI(EF英語能力指数)2025年版によると、日本の英語力スコアは世界123カ国・地域中96位、スコアは446点と、「非常に低い」レベルに分類されました。
これは、前回よりも順位を下げ、過去最低を更新する結果です。
このデータは、日本の英語教育が抱える構造的な課題を明確に示しています。
| 順位 (Rank) |
国・地域 (Country/Region) |
カテゴリ (Category) |
スコア (Score) |
|---|---|---|---|
| 1 | オランダ | 非常に高い (Very High) | 624 |
| 2 | クロアチア | 非常に高い (Very High) | 617 |
| 3 | オーストリア | 非常に高い (Very High) | 616 |
| 4 | ドイツ | 非常に高い (Very High) | 615 |
| 5 | ノルウェー | 非常に高い (Very High) | 613 |
| …(中略) | |||
| 48 | 韓国 | 標準的 (Moderate) | 522 |
| …(中略) | |||
| 86 | 中国 | 低い (Low) | 464 |
| …(中略) | |||
| 94 | アゼルバイジャン | 非常に低い (Very Low) | 454 |
| 95 | モンゴル | 非常に低い (Very Low) | 447 |
| 96 | 日本 | 非常に低い (Very Low) | 446 |
| 96 | アフガニスタン | 非常に低い (Very Low) | 446 |
| 98 | カメルーン | 非常に低い (Very Low) | 445 |
| 99 | ミャンマー | 非常に低い (Very Low) | 444 |
注目すべき点
- アジア圏内でも、マレーシア(24位)、フィリピン(28位)、韓国(48位)が日本より遥かに高いスコアを獲得しています。
- 日本のスコアは、世界平均(488点)およびアジア平均(477点)を大きく下回っています。
英語力が高い国ほど広がる「進学・留学・キャリア」の選択肢

同レポートでは、国別の英語力と、
- 人間開発指数(HDI)
- 人材競争力指数(GTCI)
とのあいだにいずれも統計的に見て「強い正の相関」がある ことが示されています。
これは、英語力が高い国ほど、
海外の質の高い情報や知識にアクセスしやすく、国際的なビジネスや高等教育の機会が集まりやすい構造にある−−ということを意味します。
結果として、その国の子どもや若者は、将来の「どこで学ぶか」「どのように働くか」という学びや仕事の選択肢を自然と広げることができるのです。
こうした背景には、
英語力が高い国ほど、海外の情報や知識にアクセスしやすく、質の高い高等教育機関や国際的なビジネスの機会が集まりやすいという構造があります。
子どもの英語力を育てることは、将来の進学先や留学先、キャリアの“選べる幅”を広げるための、最も有力な先行投資だと言えるでしょう。
参考データ
データでわかる日本の弱点|「読む・聞く」はできるのに「話す・書く」が苦手な理由

▲英語の読み・書きはできるのに「話す・書く」が苦手な日本人…その理由は?
日本のEF EPIスコアを技能別に見ると、英語運用力の課題がより鮮明になります。
- リーディング:454
- リスニング:437
- ライティング:394
- スピーキング:393
「読む・聞く」は比較的できる一方で、「話す・書く」が明らかに低い──
これが、日本人が「理解はできるが使いこなせない」状態に陥る典型的なパターンです。
この背景には、学校教育や受験がインプット中心(文法・単語・読解)になりがちだったことに加え、英語を実際に「使う」場が圧倒的に不足しているという構造的な問題があります。
おうち英語は、この「使う場」を家庭内に創出し、「聞く→話す→読む→書く」という自然な母語習得のプロセスを再現するための、最も効果的な解決策です。
本記事では、この日本の弱点を克服し、子どもの英語力を家庭で着実に伸ばすための具体的な方法10選を、年齢別・4技能別に整理してご紹介します。
子どもの英語力を伸ばす10の方法から読みたい方はこちらから»
【実践編】0〜18歳の発達ステージ別ロードマップ|家庭でできる英語力アップの具体的な関わり方
日本の英語教育の課題を乗り越え、お子さまに真の英語運用力を身につけさせるためには、発達段階に応じた「おうち英語」の実践が不可欠です。
ここでは、お子さまの成長ステージを4つに分け、それぞれの時期に家庭で最も効果的に英語力を伸ばす方法を具体的に解説します。
これは、単なる「習い事」ではなく、「英語を生活の一部にする」ための実践的なロードマップです。
1. 0〜3歳:音とリズムで「英語の耳」を育てる【インプット最優先期】

この時期は、英語を「学習」として捉えるのではなく、「音」として自然にインプットすることが最重要です。
目的
英語の音・リズムに慣れ親しみ、「英語の耳」を完成させる
実践ポイント
- おうち英語で英語のBGM化:
英語の歌(マザーグースなど)、英語絵本、アニメを、日本語を否定せず、生活音の一部としてゆるく取り入れる。
- 親子の模倣:
親が完璧な発音を意識するよりも、楽しそうに一緒に口ずさむ、ジェスチャーをまねるなど、「英語=楽しい」というポジティブな感情を結びつける。
- オンライン英会話の活用:
導入するなら、歌や手遊び、絵カードなどを使う“プレイタイム”に近いレッスンを選び、英語への抵抗感をなくす。
キーワード
英語の耳、かけ流し、インプット、歌、絵本、親子英語
次のステップ
4歳以降の「やりとり」に向け、簡単な単語やフレーズへの反応を促す。
参考リンク
2. 4〜6歳(未就学):英語で「やりとりする」経験を増やす【アウトプット準備期】

「英語の耳」が育ってきたこの時期は、インプットから簡単なアウトプットへの橋渡しを意識します。
「聞いて終わり」ではなく、自分から声を出す機会を意識的に作り、「話す」力の土台を築くことが目標です。
目的
簡単なフレーズで「英語でのやりとり」を経験し、アウトプットへの抵抗感をなくす。
実践ポイント
- ゲーム感覚の反復:
フォニックスや簡単な日常フレーズを、ゲームや遊びを通して繰り返し練習する。
- 対面での交流:
週1〜2回のオンライン英会話やプリスクール・英語学童や近所の公園でのプレイデート、短期間でもかまわないので海外の子ども達のホストファミリーなどにチャレンジすることで、外国人講師や友人と顔見知りになり、英語を使う必然性を生み出す。
- 親子の対話:
英語絵本を読む際、「何色?」「どっちが好き?」など、簡単な英語での質問を挟み、子どもからの反応を引き出す。
- 無料コンテンツの活用:
子ども向けYouTubeなど、動画で無料英語学習が可能なコンテンツを、インプットの質を高めるために活用する。
キーワード
フォニックス、オンライン英会話、プリスクール、英語学童、アウトプット、英語での質問
次のステップ
小学生以降の「多読・多聴」による本格的なインプットと、4技能のバランス学習への移行。
参考リンク
3. 小学生:多読・多聴+オンライン英会話でアウトプットを増やす“二刀流”学習【4技能バランス育成期】

学校で英語学習が本格化するこの時期は、日本の弱点である「話す・書く」力を意識的に伸ばすことが重要です。
- インプット量(多読・多聴)を確保
+ - アウトプットの場(オンライン英会話)を増やす
「二刀流」学習が効果的です。
目的
多読・多聴でインプットを加速し、オンライン英会話で「話す・書く」力を強化する
実践ポイント
- 多読・多聴の習慣化:
レベル別リーダー(ORTなど)を使った多読・多聴で、大量のインプットを確保する。ORT対応の子どもオンライン英会話の利用も有効。
- アウトプットの場:
オンライン英会話や英語塾で、自分の意見を話す、質問に答えるなど、実用的な練習を積む。週3〜5日の継続利用が理想。
- ライティングの習慣:
日記やショートメッセージなど、短い英文を書く習慣を家庭でサポートする。
- 検定試験の活用:
英検などの検定試験を、学習のモチベーションアップと目標設定のための「道しるべ」として活用する。
キーワード
多読、多聴、オンライン英会話、英検、ライティング、4技能、継続
次のステップ
中高生以降の「英語で学ぶ・発信する」段階に向けた、高度な思考力と表現力の育成。
参考リンク
4. 中高生:英語で「学ぶ」「発信する」力を伸ばす【実用化・キャリア準備期】

思春期を迎え、進路選択が現実味を帯びるこの時期は、「テストのための英語」から「世界で通用する英語」へと意識を転換させることが重要です。
目的
英語を「学ぶ・発信するツール」として使いこなし、将来の選択肢を広げる
実践ポイント
- 興味を英語で:
海外ニュース、ポッドキャスト、TEDなど、興味のあるテーマを英語でインプットし、知識と語彙力を同時に高める。
- ディスカッション:
ディスカッション形式のオンラインレッスンや、学校のプレゼン課題に積極的にチャレンジし、論理的な思考力と表現力を鍛える。
- 実地体験:
英語キャンプ、親子留学(短期〜長期)、短期ジュニア留学など、英語で生活する時間を意識的に作り、実用性を高める。
- 英検目標設定:
高校受験や大学受験を見据え、英検準2級、2級レベル以上を目標に設定し、英検対策に強いオンライン英会話を活用する。
キーワード
受験対策、ディスカッション、英語キャンプ、親子留学、英検準2級、英検2級、キャリア
次のステップ
大学受験、海外留学、グローバルキャリアへの具体的な準備。
参考
英語4技能バランスを整えるための「家庭でできる10の実践アイデア」

日本の英語教育の課題は、インプット中心で「話す(Speaking)」と「書く(Writing)」のアウトプット機会が不足している点にあります。
真の英語運用力、すなわち4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く伸ばすためには、家庭での意識的な取り組みが不可欠です。
ここでは、Glolea!編集部が長年の取材・親子留学サポート・オンライン英会話モニタリングを通して見えてきた、家庭で実践できる具体的な「おうち英語」のアイデア10選を、アウトプット強化に焦点を当ててご紹介します。
【アウトプット強化に効く】家庭でできる実践アイデア10選
1. 毎日5〜10分の「英語タイム」を習慣化し、インプット量を確保する
- 実践内容:
朝食後や就寝前など、時間と場所を固定し、英語の歌・絵本・アプリに触れる時間を設けます。
- 4技能への効果:
リスニング(聞く)の絶対量を確保し、英語を生活の一部として定着させます。継続性こそが、英語力伸長の最大の鍵です。
2. 日本語で興味を持ったテーマを、英語でも「のぞいてみる」
- 実践内容:
恐竜、宇宙、料理、ゲームなど、子どもが夢中になっているテーマに関する英語の動画や絵本を意図的に探して与えます。
- 4技能への効果:
リーディング(読む)とリスニング(聞く)のモチベーションを最大化します。
「好きなこと×英語」は、学習を「楽しい」に変える最強のエンジンです。
3. オンライン英会話は「先生ガチャ」ではなく、「最高のパートナー」探しのつもりで選ぶ
- 実践内容:
講師のプロフィールや体験レッスンを積極的に活用し、子どもが安心して、かつ楽しく話せる「相性の良い先生」を見つけることに注力します。
- 4技能への効果:
スピーキング(話す)の質と量が飛躍的に向上します。
講師との信頼関係は、子どものアウトプット意欲を支える最大の要因です。
4. 「聞くだけレッスン」から脱却し、レッスンで必ず1回は自分から「話す」目標を設定する
- 実践内容:
レッスンの最後に「今日一番楽しかったこと」を英語で1文だけ言う、先生に質問を1つする、など、小さなアウトプット目標を親子で決めます。
- 4技能への効果:
スピーキング(話す)を習慣化し、レッスンへの主体的な参加を促します。
親御さんは、英語で子どもを褒める言葉を活用し、アウトプットを徹底的に肯定しましょう。
5. 英検・テストは“ゴール”ではなく“途中のチェックポイント”として活用する
- 実践内容:
級の取得自体を最終目標とせず、「リスニングは得意だがライティングが弱い」など、現在の自分の弱点を知るためのツールとして検定試験を活用します。
- 4技能への効果:
ライティング(書く)やスピーキング(話す)など、不足している技能を客観的に把握し、今後の学習計画を修正するための道しるべとします。
6. 短い英語日記やメモから「書く(ライティング)」習慣を作る
- 実践内容:
「今日食べたものを3つ書く」
「うれしかったことを1文で書く」
など、1〜3文程度の短い英文からライティングをスタートします。
- 4技能への効果:
ライティング(書く)への抵抗感をなくし、英語で思考を整理する習慣を養います。
AI添削ツールを併用することで、親の負担を最小限に抑えつつ、質の高いフィードバックを得られます。
7. 親子で「英語でミニプレゼンごっこ」をする
- 実践内容:
お気に入りの本、おもちゃ、写真などをテーマに、1〜2分のミニプレゼンを親子で交代しながら発表し合います。
- 4技能への効果:
スピーキング(話す)とライティング(書く)(プレゼン原稿作成)を統合的に鍛えます。
オンライン英会話でのフリートークや発表課題の予行演習としても最適です。
8. 英語キャンプ・親子留学で「英語で過ごす時間」をまとめて確保する
- 実践内容:
1〜2週間程度の英語キャンプ、親子留学、サマースクールに参加し、英語だけの環境で生活する体験を意識的に作ります。
- 4技能への効果:
英語を「テストの科目」から「人とつながる道具」へと意識を変え、実用的なスピーキング(話す)とリスニング(聞く)の瞬発力を劇的に向上させます。
9. AIを「答えを教えてくれる先生」ではなく「最高の練習相手」として使う
- 実践内容:
AIチャット(ChatGPTなど)に英語で質問する、自分の書いた英文を添削してもらう、AIと英語でロールプレイングをするなど、アウトプットを増やすためのツールとしてAIを積極的に活用します。
- 4技能への効果:
スピーキング(話す)とライティング(書く)の練習相手をいつでも確保できるAI。フィードバックを即座に得られるため、自律的な学習を促進します。
10. 親自身が“学び続ける姿”を見せ、「英語学習は楽しい」という文化を家庭に作る
- 実践内容:
完璧な英語力は不要です。
「ママも英語勉強してるよ」
「一緒にチャレンジしよう」
という姿勢を子どもに見せ、英語学習をポジティブな家族の活動として位置づけます。
- 4技能への効果:
子どものモチベーションを支える最大の土台となります。
親が楽しむことで、子どもも英語を「やらされるもの」ではなく「楽しいもの」として捉えるようになります。。
【おうち英語の課題解決】
都市と地方の「英語格差」を乗り越える3つの方法

EF EPIの日本国内データでは、地域による英語力の差が明確に示されています。
例えば、関東(スコア478)が最も高いのに対し、中国地方(436)が最も低いなど、
地域間で40ポイント以上の差が生まれているのが現状です。
この「英語格差」の背景には、
- 英語を使う仕事や留学の機会
- ネイティブ講師の数
- 国際的なコミュニティの有無
など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、現代の「おうち英語」は、住んでいる場所に関係なく、世界水準の英語教育を家庭に取り入れることを可能にしました。
Glolea!では、この格差を乗り越えるための具体的な3つの方法を提案します。
方法1:
オンライン完結で「質の高いインプットとアウトプット」を確保する
地方在住のご家庭にとって、最も強力な2つの解決策が
- オンライン英会話活用
- 多読プログラムの導入
です。
- オンライン英会話:
地域にネイティブ講師がいなくても、世界中の質の高い講師とリーズナブルに接続できます。特に、週3〜5日の継続利用は、都市部の英会話教室に通う以上のアウトプット量を確保できます。
- 多読プログラム:
レベル別リーダーや電子書籍を活用した多読プログラムは、良質なインプットを自宅で無限に提供します。
方法2:
海外サマースクールや英語キャンプで「英語を使う必然性」を創出する
長期休みを活用した
は、短期間で英語漬けの環境を作り出すことができます。
- 英語だけの環境:
1〜2週間でも、英語で生活する体験は、「英語=テストの科目」から「英語=人とつながる道具」へと意識を変える強力なきっかけとなります。
- 地域差の解消:
地方からでも参加しやすいプログラムや、オンライン完結のサマースクールも増えており、積極的に活用することで地域格差を埋めることができます。
方法3:
親子留学・教育移住を「集中的なブースト」として活用する
より集中的に英語力をブーストしたい場合は、
- 親子留学(1週間からのプチ親子留学、3ヶ月ターム留学、1年未満)
- 教育移住(1年以上)
も選択肢に入ります。
- 短期親子留学:
1週間〜数週間程度の短期留学は、英語圏の文化に触れ、英語学習へのモチベーションを劇的に高めます。
Glolea![グローリア]では、地方在住のご家庭でも安心して挑戦できるよう、日本人の受け入れ経験豊富なプログラム、現地スタッフがサポート、日本語でのサポートが充実しているプログラムを実地取材と保護者の口コミにもとづいて紹介しています。
住んでいる場所で英語格差が決まってしまう−−
という時代は終わりました。
オンラインと海外体験を上手に組み合わせることで、すべての子どもに世界とつながる英語環境を整えることが可能です。
参考
【成功の秘訣】Glolea!流「おうち英語」で子どもの英語力を伸ばす3つの軸
これまで、日本の英語力の現状から、
をご紹介してきました。
最後に、Glolea!が10年以上にわたり親子留学・オンライン英会話・英語教育を取材してきた経験から、「英語学習が長く続き、本物の英語力を身につける子ども」に共通する、家庭で育むべき3つの軸をまとめます。
軸1:
好きなこと×英語で「好奇心の炎」を消さない学びの設計

英語学習を「勉強」として捉えさせず、「好きなこと」を深めるためのツールとして位置づけることが、「おうち英語」を継続させる最大の秘訣です。
実践例:
- 電車好き
海外の鉄道ドキュメンタリーや模型のレビュー動画を英語で視聴する(リスニング・リーディング)
- ゲーム好き
英語圏のゲーム実況動画を見たり、ゲーム内の英語表現を親子で一緒に研究する(語彙力・スピーキング)
- アート好き
海外の美術館の公式サイトやアート番組を英語で視聴する(インプット・文化理解)
「好きなこと×英語」からスタートすることで、英語そのものがゴールではなくなり、「英語=自分の世界を広げる道具」という認識が育ちます。
軸2:
小さな成功体験を積み重ねる「ステップアップ型」の学習設計

「話す・書く」のアウトプット力を伸ばすためには、
自分にもできる!
という自信を積み重ねることが不可欠です。
いきなり高い目標を設定するのではなく、発達段階に応じた「小さな成功体験」を丁寧に設計し、親が徹底的に承認することが重要です。
0〜3歳
- 小さな成功体験の例:英語の歌を親と一緒に口ずさめた!
- 育まれる感覚:| 英語=楽しい |
幼児期
- 小さな成功体験の例:オンラインレッスンで自分の名前や好きなものを英語で言えた! |
- 育まれる感覚:英語=通じる |
小学生
- 小さな成功体験の例:英語で自己紹介文や短い日記を書けた! |
- 育まれる感覚:英語=表現できる |
中高生
- 小さな成功体験の例:海外の友達と英語でチャットやディスカッションができた! |
- 育まれる感覚:英語=世界とつながる
このステップアップ型の学習設計により、子どもは
英語=できるようになると楽しい
というポジティブな学習サイクルに入ることができます。
軸3:
家族全体で「グローバルな価値観」をシェアする家庭環境づくり

英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、その先に「何を学び、何を伝えたいか」という価値観が重要になります。
Glolea!が考える「おうち英語」の最終的な目標は、
グローバルな視点と多様性を尊重する心
を育むことです。
家庭環境づくりのポイント:
- 世界のいろいろな文化や価値観に触れる機会を設ける(海外ニュース、ドキュメンタリーなど)
- 異文化や多様な意見を「違い」として面白がり、尊重する姿勢を親が見せる
- 英語学習や親子留学を通して、子どもが「世界は広い」「自分にもできることがある」と感じられる経験を増やす
この3つの軸を家庭で意識することで、お子さまの英語力は、単なる知識ではなく、未来を切り拓くための生きた力となるでしょう。
【不安解消】おうち英語で子どもの英語力を伸ばすQ&A|Glolea!編集部が回答

Q1. 英語は何歳から始めるのがベスト?0〜3歳・幼児・小学生・中高生それぞれの始めどき
「何歳から始めるか」よりも、「始めたあとにどう続けるか」の方が子どもの英語力には大きく影響します。
結論として、英語学習はいつからでもスタート可能です。
重要なのは、年齢に合わせたアプローチを選ぶことです。
- 0〜3歳(乳幼児期):
英語の歌やリズム、絵本などで「英語の耳」を育むのに最適な時期です。
- 幼児〜小学生:
遊びや興味のあるテーマと結びつけ、インプットを楽しく増やす時期です。
- 中高生:
オンライン英会話や多読、英語プレゼンなど「英語で学ぶ・発信する」経験を重ねることで、実用的な英語運用力を急速に伸ばすことが可能です。
「始めるのが遅すぎた」ということはありません。
本記事の「発達ステージ別ロードマップ」を参考に、今のお子さまに最適な始め方・続け方を選びましょう。
Q2. 親が英語を話せなくても大丈夫?家庭でサポートできる子どもの英語学習のポイント
A. 親がネイティブのように英語を話せなくても、子どもの英語教育は十分にサポートできます。
保護者に求められるのは「完璧な英語力」ではなく「一緒に英語を楽しむ姿勢」と「良質な英語環境を整える力」です。
- 外部リソースの活用:
オンライン英会話、英語絵本の音源、子ども向け英語動画など、外部の教材や先生を積極的に活用し、良質なインプット環境を作ります。
- モチベーションの維持:
「今日のレッスンどうだった?」「ママもこのフレーズ覚えてみようかな」と声をかけ、子どものモチベーションと継続力を支えます。
- AIツールの活用:
AI添削ツールなどを活用すれば、親の英語力に関わらず、ライティングなどのアウトプットをサポートできます。
Q3. 地方在住でネイティブ講師の教室がない場合、どんな英語環境づくりができますか?
A. オンラインと海外体験を組み合わせた“地方発グローバル教育”が可能です。
EF EPIのデータが示すように、地域による英語力の差は存在しますが、現代の「おうち英語」は、この格差を解消します。
- オンライン完結:
子どもオンライン英会話や多読プログラムを使えば、自宅から世界中の先生とつながり、質の高いレッスンを継続できます。
- 海外体験の活用:
英語キャンプや親子留学を組み合わせることで、短期間で「英語で生活する体験」を作り、英語を使う必然性を生み出します。
Glolea!では、地方在住のご家庭でも取り組みやすいオンラインと海外体験を組み合わせたアプローチを紹介しています。
Q4. 英検などの資格は何歳ごろから受けると良い?子どものやる気を高める活用方法
A. 英検は、学習の進み具合を確認する“定期健康診断”として活用するのがおすすめです。
英検などの資格試験は、「何歳で何級を取るか」を競うものではありません。
- 目標の目安:
小学校(中〜高学年)→5級〜3級
中学生→準2級〜2級
を目標にするご家庭が多く見られます。
- 活用方法:
合格だけにこだわるのではなく、「リスニングは強いけれどライティングは弱い」など、4技能のバランスを客観的に把握し、次の学習につなげることで、子どものモチベーションアップにも役立ちます。
Q5. 親子留学やサマースクールに行くベストタイミングは?0〜18歳の年齢別の考え方
A. 親子留学やサマースクールは、「英語のスイッチを入れるきっかけ」として、いつ行っても効果的です。
「英語がある程度できるようになってから」と考える必要はありません。
- 幼児〜小学生:
短期の英語キャンプや親子留学で「英語で遊ぶ・生活する」楽しさを知り、英語学習へのポジティブな動機付けとします。
- 中高生:
ジュニア留学や長期留学につなげ、英語をツールとして使う実用的な経験を積みます。
Glolea!では、3歳〜高校生までの年齢・英語レベル・性格・家族のライフプランに合わせて選べる親子留学・サマースクール情報を紹介しています。
まとめ|日本の英語力世界96位の今、0〜18歳の子どもの英語教育で家庭ができること

【最終結論】「おうち英語」で子どもの英語力を伸ばす方法:未来へのロードマップ
EF英語能力指数(EF EPI)2025で、日本の英語力は世界123カ国・地域中96位、アジア平均以下という厳しい現実が示されました。
「読める・聞けるけれど話せない・書けない」という日本の典型的な弱点や、都市部と地方の英語格差は、決して小さくありません。
しかし、この事実は、今こそ子どもの英語教育を見直す大きなチャンスでもあります。
本記事で解説したように、0〜18歳という成長のプロセスの中で、家庭での関わり方しだいで、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく伸ばし、「テストのための英語」ではなく「世界とつながるための生きた英語力」を育てていくことは十分に可能です。
家庭で実践すべき「おうち英語」の具体的な選択肢
現代は、住んでいる場所や親の英語力に関わらず、世界水準の英語教育を家庭に取り入れることができる、日本史上最も恵まれた時代です。
本記事で紹介した、子どもの英語力を伸ばすための具体的な4つの選択肢を再確認しましょう。
- 継続的なアウトプットの場づくり:
子どもオンライン英会話(週3〜5日の継続利用)
- 良質なインプットの確保:
英語多読プログラム(レベル別リーダーの活用)
- 目標設定と客観視:
英検対策(学習の進捗確認としての活用)
- 集中的な英語体験:
英語キャンプ、海外サマースクール、親子留学(1週間からの短期〜教育移住)
Glolea![グローリア]からのメッセージ:信頼できるパートナーとして
Glolea![グローリア]は、2014年の創刊以来、世界各地の教育・子育て・親子留学の現場を実地取材や直接ヒアリングなどを通じて、データと保護者の口コミに基づいた信頼性の高い情報を提供し続けてきました。
私たちは、単なる情報提供者ではなく、お子さまの英語学習の旅における信頼できるパートナーでありたいと考えています。
これからも、データに基づいた子どもの英語教育情報と、家庭で今すぐ実践できる具体的なアイデアをお届けしながら、子どもたち一人ひとりの英語力と「グローバル社会で生きる力」を育むサポートを続けてまいります。
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「おうち英語」は、親子の絆を深めながら、子どもの未来の選択肢を広げる、最も効果的な教育投資です。
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 内海 裕子 (hiroko utsumi)
- Glolea! 創刊編集長 / 元米国公立校講師 / 子ども英語プログラム開発アドバイザー
編集歴20年以上(2002年〜)子どもの英語教育・親子留学・子どもオンライン英会話・バイリンガル育児・教育移住などを専門に取材・編集。大学卒業後単身渡米。米国NY州・ペンシルベニア州の公立幼小中高やサマースクールで講師を務め、累計約800名を指導。帰国後は外国籍住人が多数を占める多国籍シェアハウスで約5年間生活し、多文化共生を実体験。同時期にリクルート×米About.com社「All About Japan」創成期から上場前まで在籍し、「資格・スクール」チャネルにて日常英会話・TOEIC・TOEFL・英検・留学など語学・教育領域の編集を担当。「旅行」チャネルでは海外・国内旅行を含め約70名の専門家と協働。2014年に教育・子育て専門メディアGlolea!を創刊し編集長に就任。国内外のプリスクール・親子留学プログラムを多数取材し、黎明期から子どもオンライン英会話数社の教育プロダクトにおける学習体験改善を支援。教育学博士・言語学者・グローバル教育専門家・インター校経営者・海外在住ママらと協働し、家庭と教育現場をつなぐ情報発信を続ける。記事編集・監修2000本超、累計数千本。著書『ママのための子育てツイッター入門』。日経・朝日・AERA・プレジデントファミリー・NewsPicks・テレビ東京等に寄稿・監修・出演150本超。英語・スペイン語・中国語・日本語の4言語で世界各国の保護者・教育関係者と対話・取材を重ね、中立性と再現性を重視した信頼性の高い情報を発信している。