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留学体験談その1|中学校のESOLの授業…ニュージーランド現地校の授業内容・頻度・英語の伸びをリアル解説!
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
この記事のポイント
ニュージーランド現地校のESOL(英語サポート)の実態を、Year7–8の授業内容・頻度・英語力の伸び・Year11以降の移行まで、体験談で具体的に解説します。
ESOLとは: 英語が母語ではない生徒のために、現地校が通常授業と並行して提供する英語サポート(取り出し授業を含む)です。
- ESOL(英語サポート)の実態を、ニュージーランド現地校の体験談から具体的に知ることができる
- Year7–8(日本の小6〜中1年相当)のESOLで何を学ぶのか、授業内容のリアルがつかめる
- ESOLの頻度や時間割のイメージが持てる(学校によって差がある)
- 1年間でリスニング・スピーキングに変化が出るまでの、英語力の伸びのプロセスが体験談でわかる
- ESOLの学びの全体像が見える(Year11以降は通常の英語クラスへ移行するケースが多い)
こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。
海外へ中学校・高校留学を考えている皆さんが気になること上位にあるのが、英語ネイティブではない生徒向けの授業、ESOL (イーソル/English for Speakers of Other Language/英語が母語ではない生徒のための英語サポート授業)の内容だと思います。

今回は、オークランド大学在学中のあかりさんに、ニュージーランドのESOL授業についてご自身がYear7からYear10まで実際に授業を受けてきた経験をもとに記事を書いていただきました。
- 中学校(Year7-8)のESOL授業
- 高校のESOL授業(Year9-10)
- ESOL卒業後(Year11以降)の授業
にテーマを分けて連載をお届けします。
ESOLは学校や生徒の英語力によって授業内容が異なるため、この連載記事は一例として参考になればと思います。
目次
- 執筆者プロフィール: オークランド大学 在学中|あかりさん|現地校ESOL体験者(Year7〜Year10)
- 【記事本編にはいる前に知っておきたい! ニュージーランドの学年(Year)と日本の学年対応(Year7-8=小6〜中1目安)
- ESOLとは?ニュージーランド現地校の英語サポート授業(取り出し授業)の仕組み
- ESOL受講前の英語力:11歳で渡航したときのリアル(前提条件)
- Year7のESOL授業内容(読み書き・文法が中心)|Intermediate SchoolのESOL体験と1年後の英語力を大公開
- Year8のESOL授業でリスニング・スピーキングが伸びた手応えを得た!
- まとめ:1年間のESOLでの英語の伸び|中学校(Year7-8)編
- ニュージーランド中学・高校留学を検討中の方へ
- 関連リンク:
執筆者プロフィール:
オークランド大学 在学中|あかりさん|現地校ESOL体験者(Year7〜Year10)
11歳でニュージーランドへ渡航。
現地校でYear7〜Year10(≒日本の小学6年〜中学3年生相当)の4年間ESOL授業を受講し、Year11(≒高校1年生相当)以降は通常の英語クラスへ。
現在はオークランド大学で韓国語とアジア学を学び、ほうかごEnglishのインターンとして活動中。
【記事本編にはいる前に知っておきたい!
ニュージーランドの学年(Year)と日本の学年対応(Year7-8=小6〜中1目安)

この記事で扱うニュージーランドの学年 Year7-8 は、一般的に日本の「小学6年〜中学1年」あたりの年齢感で語られます(入学時期・生年月日によって前後します)。
上記を目安に記事を読み進めてみてください。ニュージーランドの各学年が日本の何年生にあたるかについての詳細は以下の記事をご覧ください。
参考記事:
補足:NZは「学年=Year」で呼び、日本の「小学校/中学校」の区切りと一致しないことがあります。本文の体験談は Intermediate School(Year7-8) のESOLの話が中心です。
ESOLとは?ニュージーランド現地校の英語サポート授業(取り出し授業)の仕組み
ESOLの意味と対象:
English for Speakers of Other Languages(英語が母語でない生徒向け)

こんにちは。ほうかごEnglishのインターン生のあかりです。
今回は、私がニュージーランドの中学校でESOLでどのような授業を受けてきたか紹介させていただきます。
ニュージーランドへの留学準備を進める中で、ESOL (English for Speakers of Other Language)クラスという英語クラスの情報が数多く出てくると思います。
ESOLとは、English for Speakers of Other Languageの頭文字を取ったもので、英語を母語としない生徒のための英語クラスです。
現地校での位置づけ:通常の英語授業+ESOL(学校ごとに運用が違う)
学校にもよりますが、基本的には通常の英語の授業に加えてESOLの授業が行われます。
ESOLはどの授業を抜ける?(体育・選択・総合など)時間割の組まれ方
そのため体育や選択授業、総合などの授業の時間に合わせてESOLが行われ、ESOLを受ける生徒はそれらの授業を抜けてESOLの授業を受けることが多いです。
補足:日本の「補習」や「取り出し授業」に近いイメージで、通常クラスの時間割の中で調整されることがあります(学校により運用が異なります)。
ESOL受講前の英語力:11歳で渡航したときのリアル(前提条件)
日本での英語学習(公立小+週1英会話)と渡航(11歳)

ESOLの授業内容に入る前に、日本での英語の勉強や11歳でニュージーランドに来た当時の英語力について軽く触れておきたいと思います。
日本ではごく普通の公立の小学校に通っており、英語は近所の英会話教室に週1で通っていたのと小学校での英語の授業で触れる程度で、特別英語力が高かったわけではありません。
渡航後:英語学校2か月で感じた壁(聞き取れない/書けない/ついていけない)
小学5年生の終わりにニュージーランドへ来ました。
ニュージーランドに来てから中学校(Intermediate School)に入る前に2ヵ月間、英語学校に通いました。
初めて英語学校に行った日、周りの英語に全くついていけず家に帰って号泣した記憶があります。
先生やクラスメートが言っていることが全く分からず、毎週の小テストでは曜日や数字など基礎的なスペリングですら書けませんでした。
英語学校に2ヵ月通い初歩的な文法や単語、リスニング力は多少身に付きましたがネイティブの英語についていくのは到底無理なレベルです。
現地校スタート直後の苦労とESOL受講期間(Year7〜Year10の流れ)
そして現地の公立学校に入りましたが、初めは何も分からずとにかく毎日が一杯いっぱいでした。
友達に聞かれたことも全てYESかNOで答えて、先生の話も全く分からない中とにかく日々の授業についていくのに必死でした。
この様に私は英語がほぼゼロの状態からスタート。
そしてYear7からYear10までの4年間、ESOLの授業を受けました。
そしてYear11からはESOLの授業はなく通常の英語クラスで英語の勉強をしました。
現在はオークランド大学で韓国語とアジア学を学んでいます。
Year7のESOL授業内容(読み書き・文法が中心)|Intermediate SchoolのESOL体験と1年後の英語力を大公開
Year7のESOLは何をする?(文法・読解の土台づくり)

ニュージーランドの学校にはIntermediate School(日本の「中学校」に相当)のYear7から通い始めました。
Year7は日本の小学6年生と同じ年齢でニュージーランドでは中学生なためESOLも読み書き、文法がメインでした。
フォニックスやスペリングなどの初歩的なことから一歩ずつ学ぶというよりはYear7のネイティブの平均的な英語力に追いつくための授業です。
私の学校では他の子たちが第二言語(マオリ語、フランス語)の授業を受けている時間や、日本で言う「総合の授業」の時間に授業を抜けて、別の教室に移動しESOLの授業を受けていました。
ESOLの頻度・時間・人数(週2〜3回/約1時間/少人数)
1回のESOLの授業は約1時間で週に2~3回ありました。
この時は私の他に4人ほどESOLを受けていた記憶があります。
ESOLの人数は時々で変わり、テスト等でESOLが必要ないと判断されると学期の途中でもESOLのクラスから抜ける子もいました。
ESOL担当の先生・教材・テスト(オフライン×オンライン/PCテストが多い)
ESOLの先生は理科が第一の専門で、掛け持ちでESOLも担当していました。
使う教材はオフラインとオンラインが半々で課題や取り組む内容によって様々な教材を使っていました。
紙の本を読んだり、ノートに手書きで文章を書いたり、先生がホワイトボードを使って説明をすることもあれば、パソコンを使いゲーム感覚で文法やスペリングの勉強をすることもありました。
テストはパソコンで行うことがほとんどでした。
学習レベルの目安:教材は英語力に合わせて個別最適(Year3-4→Year5へ)
ESOLの授業で扱うテーマは皆同じですが、使う教材は個人の英語力に合わせたものを使っていました。
Year7最初の頃、私は学年の中で一番と言っていいほど英語力が低く一緒にESOLを受けている子たちがYear5~6レベルの本を使って課題をしていた中、Year3~4レベルの本を使って勉強していました。
ですが、それでも初めは全く課題も進められず1時間弱の授業中にリーディング問題は1~2問、ライティングは文章を2~3文書ければいい方でした。
サポート体制:先生・クラスメイト・スピーチ配慮

そんな私にESOLの先生を始め担任の先生や学年の先生達もたくさんサポートをしてくれました。
ESOLの時間に理科や社会で学んでいる単元をゆっくりなペースで復習したり、専門的な用語を学んだりもしました。
またESOL授業ではないのですが、英語の授業でスピーチをする時、クラスの前で発表するのはハードルが高かった私に先生の前で個別にスピーチをする場を設けてくれました。
また、クラスの友達も留学生や移住してきた子たちに慣れているためとても優しく、英語が拙くても理解しようと寄り添ってくれました。
そんなこんなでYear7が終わる頃にはYear5程度の英語力まで伸びました。
Year8のESOL授業でリスニング・スピーキングが伸びた手応えを得た!
Year8で起きた変化:
「英語が聞こえる」瞬間が増えた(リスニングの伸び)
大変だったYear7が終わり、約一カ月半の夏休みをのんびりと過ごしました。
新年度が始まり、Year8に進級して久しぶりに学校へ行った私は衝撃を受けました。
去年までは頑張っても聞き取るのが難しかった英語が…なんと、スルスルと聞き取れて
英語が頭に入ってくる!! 周りの言っていることが分かる!!
という状況になり、1学期の初日の朝にとても感動したのを今でも覚えています。
Year8もESOL継続:
外部ESOL専門講師とオンライン授業(受講スタイル)
ですが、英語力はまだまだ学年平均には程遠くYear8でもESOLの授業を受けます。
この年は学年でESOLを受けるのは私ひとりだけだったため、学校内の先生ではなく、学校外のESOL専門の先生とオンラインでESOLの授業をしていました。
週2回、1時間ずつウェリントンにいるESOLの先生とビデオ通話を繋いでの授業なのですが、授業中にすぐサポートしてくれるパートタイムの学校の先生が一緒についてくれていました。
外部の先生との授業なので曜日、時間は固定なのですがクラスメートが第二言語の授業を受けている時間に調整してあったので基本的にはYear7の時と同じく第二言語の授業を抜けてESOLを受けていました。
教材はオンライン中心:発話量が増えた/ゲーム感覚で続けやすい
教材はほぼ全てオンラインで、手書きのワークがある時はサポートの先生がプリントを印刷して持ってきてくれました。
※オンラインでのESOL授業は一般的ではないと思います。
クラス人数が少ないのもありYear7の時よりも話す量が多くスピーキングとリスニングが伸びた感覚が自分ではありました。
もちろん文法や読み書きもありましたが、オンラインの教材が多かった為かYear7のESOLに比べると勉強よりもゲームをしている感覚でした。
また、普段は自分の英語力を気にしてあまり発言できなかったりしたのですが、ESOLの時間は英語の間違いなどを気にし過ぎずに喋れたことでスピーキングの上達や英語力の自信を持つことに繋がりました。
まとめ:1年間のESOLでの英語の伸び|中学校(Year7-8)編
Year7-8のESOLを通じて、最終的な英語力については、ESOLの授業中に出された課題は全て終わらせられる程になりました。
さらに、通常の英語の授業の課題もゆっくりなペースではあるものの先生や友達の協力もありながら授業についていけるようになりました。
また、Year7の時には先生と個別に行ったスピーチもクラスのみんなの前で発表しました。
ほうかごEnglish インターン生 あかり
オークランド大学生あかりさん|現地校ESOL体験者(Year7〜Year10)による次回の連載記事テーマは、
Year9-10のESOLの実態と卒業後(Year11以降)のリアル
についてお届けします! お楽しみに。
また、将来の進学先としてニュージーランドの小学校・中学校・高校留学を検討されている方は、ぜひ、以下の記事も参考にしていただき、ニュージーランドへの留学へのイメージを膨らませてみてくださいね。
- ニュージーランド高校留学の魅力とは?
- 答えがない時代に向けたニュージーランドの次世代型教育
- ニュージーランドの教育システムとその特徴…日本の教育制度と何が違う? 日本から留学する際のポイントとは?
- ニュージーランドの名門ボーディングスクールを通じて知る「未来教育指数世界1位」の学び方…中学・高校留学先にニュージーランドが選ばれる理由
- How NCEA works[From ニュージーランド政府公式機関 NZQAオフィシャルサイト]
- External exams[From ニュージーランド政府公式機関 NZQAオフィシャルサイト]
ニュージーランド中学・高校留学を検討中の方へ
中学や高校の単身長期留学は、卒業後の進路を見据えることが重要です。
日本の大学に進学するのか、それともニュージーランドや他の国の大学に進学するのかによっても留学中にやるべきことが変わってきます。
特に日本の大学の帰国子女入試は特殊な制度なうえに、毎年少しずつ変わっていっていますので、いつの時期のどのような勉強を始める必要があるのか、お子様一人ひとりに合わせたアドバイザーがいると安心ですね。
また長期留学を決める前に語学力を伸ばしたい、という方には、語学学校で英語レッスンを事前に受講されることも良い選択です。まずは語学学校で英語力をつけ、同時にニュージーランドでの生活に慣れたうえで中学・高校生活を始めたほうが安心かつじっくりと勉学に取り組めるという方もいます。
中学・高校留学でのニュージーランドでの学びは、異文化の中で視野も広がり、様々な経験をつむなかで、その後の進路・人生に大きく影響を与えるものとなることでしょう。
中学・高校で短期・中期・長期の海外留学をご検討されている方は一度こちらからご相談ください。親御様・お子様のご希望やその後の進路についてのお考えをうかがって、充実した中学・高校留学が実現できるようアドバイス、サポートをさせていただきます。
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記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
- オークランド
ニュージーランド・オークランド在住。「ほうかごEnglish」代表/kiki Communications Ltd. 代表取締役。2011年に家族で移住し、幼児からシニアまでの親子留学・子ども単身留学を幅広くサポート。中高国語教員免許・日本語教師資格を持ち、NHK「おはよう日本」や東洋経済など多数のメディア掲載実績あり。オンライン英会話と現地教育移住支援を通じ、安心で実践的な留学体験を提供している。趣味は旅行・料理・ランニング。美しい自然に囲まれたニュージーランドのライフスタイルを発信中。