発達特性のある子どもたちと英国へ教育移住|ケンブリッジで考えるグローバル子育て
- せいみ(seimi)
- Glolea! グローバル子育てアンバサダー
はじめまして! Glolea![グローリア]グローバル子育てアンバサダーとして連載をお届けする、せいみです。
現在は英国ケンブリッジで
- 16歳の長女
- 12歳の長男
- 7歳の次女
——それぞれに発達特性のある3人の子どもたちを育てています。
わが家が日本から英国への教育移住を決めるまでには、家族でたくさんのことを考えてきました。
そして実際に暮らしはじめてからは、日本との「当たり前」の違いに気づかされる毎日です。
この連載では、そんなわが家のリアルな日常を通して、
- 教育移住のこと
- 英国ケンブリッジでの子育て
- 現地の教育の実態
- 発達特性のある子どもたちとの生活
についてお届けしていけたらと思っています。
まずは少しだけ、自己紹介をさせてください。
目次
卒業式と出産が重なった春から、母としての人生がはじまりました
第一子を授かったのは、大学4年生のとき。
卒業と同時に母になりました。以来、3人の子どもたちを育てながら、仕事や大学院進学にも挑戦を続けてきました。

▲大学卒業と出産が重なった春。入社前の長女との時間
これまで、ベンチャーキャピタルやコンサルティング会社などで、
- FP&A(経営企画・財務計画)
- 企業成長支援
- インパクト投資
- ESG分析
といった分野に携わってきました。
現在はその経験を活かして、NGOのファイナンスマネジャーとして働いています。
日本でもイギリスでも、育児と仕事の両立は相変わらずバタバタです!
そんな仕事を通じて、国籍もバックグラウンドも考え方も異なる、さまざまな人たちと関わってきました。その中で実感するようになったのは
「違い」があることは弱みではなく、新しい価値を生み出す力になる――
ということです。
じつはこの感覚は、仕事の中だけで生まれたものではありません。
日本で生まれ育ち、在日コリアンとしてのルーツを持つ私は、幼い頃から異なる文化や価値観のあいだで育ちました。
「当たり前」は人によって違う——
そのことを、ごく自然なこととして受け入れてきたように思います。
「みんな違って当たり前」のわが家
仕事やルーツを通じて、多様な価値観に触れることの大切さを実感してきたからこそ、その考え方は、わが家の子育てにもそのまま生きています。
わが家の子どもたちには、それぞれ発達特性があります。
同じ出来事でも、受け取り方や感じ方は三人三様。パートナーにもASD特性があり、家族の中に多様な「ものの見方」が共存しているのが、わが家の日常です。
それぞれが違った見方をするからこそ、子どもたちには、違いを認め、人と協働する力を身につけてほしい。
中学受験や進路選択を考えるときも、私たちはいつも、それを軸に家族で話し合いを重ねてきました。
そして、たどり着いた選択が——英国への教育移住でした。
実際に暮らして気づいた、「当たり前」の違い
実際に暮らしてみると、国や文化が変われば、教育や子育ての「当たり前」も大きく変わることを日々実感しています。
個性を尊重すること。自分の意見を持つこと。そして、違いの中で協働すること。英国の教育や暮らしの中には、私たち家族が大切にしたい価値観と重なる部分がたくさんありました。

▲春が近づくと街のあちこちで鮮やかな花々が咲き始めます。ケンブリッジの何気ない日常の風景
読者のみなさんへ
子育てにも教育にも、そして家族のあり方にも、「正解」はひとつではない——それが、これまでのわが家の歩みを通しての実感です。
世界には、さまざまな教育や家族の形があります。「こうあるべき」ではなく、「うちの家族には、これが合っているかも」——読んでくださったみなさんが、そんなヒントをひとつでも見つけられる連載にできたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!
英国の教育支援に関する参考情報
英国では、特別な教育的支援を必要とする子どもたちをSEND(Special Educational Needs and Disabilities)として支える仕組みがあり、学校や自治体を通じて必要な支援につながることができます。
制度の概要は、英国政府のChildren with special educational needs and disabilitiesや、ケンブリッジシャーのSEND Local Offerでも確認できます。
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- せいみ(seimi)
- Glolea! グローバル子育てアンバサダー
- ケンブリッジ
3児の母。大学卒業と同時に第一子を出産し、子育てとキャリアの両立に邁進してきた。 企業成長支援、インパクト投資、ESG分野での経験を持つ。発達特性のある子どもたちやASD特性のあるパートナーとの暮らし、英国への教育移住を通して、多様な家族のあり方やグローバル子育てについて考え、現在は家族のコミュニケーションを支援するAI開発に取り組んでいる。