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マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)の過ごし方|スーパー&ショッピングモールで楽しむ3つの体験
- 中村妙子(Taeko Nakamura)
- Glolea! マレーシア親子留学アンバサダー/Luchouette Sdn Bhd(ルシュエット)代表
この記事のポイント
マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)を、スーパーとショッピングモールを舞台に「子連れで楽しむ過ごし方」として体験ベースでご紹介。街が赤一色になる理由から、縁起物・食文化・週末イベント(ライオンダンス)まで、旅行者にも在住者にも役立つポイントをまとめました。
チャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)とは: 太陰暦に基づく旧暦の新年行事。マレーシアでは中華系住民を中心に、街全体が赤と金の装飾で彩られ、食・買い物・イベントが約15日間にわたり盛り上がります(年により日程は変動)。
- マレーシアの春節の過ごし方を、スーパー&ショッピングモールの体験談から具体的にイメージできる
- スーパーが赤と金に染まる理由、店内演出・BGM・雰囲気の変化など“街が赤一色”のリアルがわかる
- 春節の定番縁起物(みかん・年糕・パイナップルタルト等)の意味と選び方が、親子で学べる形で理解できる
- マレーシア独自の食文化「イーサン(Yee Sang)」の楽しみ方(掛け声・混ぜ方・意味)をわかりやすく把握できる
- 週末のモールで楽しめるライオンダンス(獅子舞)の見どころ(音・演舞・高杭パフォーマンス)と、子連れでの楽しみ方がわかる
こんにちは! マレーシア教育移住・留学コーディネーター&ルシュエット代表(Luchouette Sdn Bhd代表)/Glolea![グローリア] マレーシア親子留学 アンバサダー 中村妙子です。
新年を迎えて日常生活が戻ってきた今、マレーシアの街の空気は一変し始めています。

▲スーパーやショッピングモールはその国の文化の縮図! 春節中のマレーシアは赤に染まります
そう、マレーシアにおける最大級の祝日の一つ、「チャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)」の到来です。
目次
- 街中が赤一色に!マレーシアのスーパーマーケットやショッピングモールから見る「チャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)」の過ごし方
- その1: スーパーマーケットは「赤」の洪水
- その2: 食卓を彩る縁起物の意味を知ろう
- その3: 週末のモールは大興奮!ライオンダンス(獅子舞)
- 【FAQ】マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)の過ごし方|スーパー&ショッピングモール編
- Q1. マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)って、いつ頃?期間はどれくらい?
- Q2. この時期のマレーシアの街は、どれくらい雰囲気が変わる?
- Q3. 春節前のスーパーは何がすごい?「赤の洪水」って本当?
- Q4. 春節の定番「みかん(マンダリンオレンジ)」はなぜ山積み?
- Q5. みかんは「2個ペア」で渡すって本当?理由は?
- Q6. 春節のスーパーや市場で買える「縁起物」って何がある?
- Q7. イーサン(Yee Sang)ってどんな料理?どうやって食べるの?
- Q8. 子連れで週末に楽しめる春節イベントは?
- Q9. ライオンダンスの見どころは?「高杭(High Jong)」って何?
- Q10. 春節の時期にマレーシアへ行くなら、何をすれば一番楽しめる?
- まとめ:約15日間のマレーシアの旧正月を楽しもう
- マレーシア親子留学&教育移住のすすめ
- 人気の関連記事|マレーシア生活・食材・子育てに役立つ情報まとめ
執筆・監修者|中村妙子(Taeko Nakamura)
青山学院大学大学院MBA修了。名古屋出身。2013年にマレーシアへ移住し、2017年に留学エージェント Luchouette Sdn. Bhd(ルシュエット) を設立。これまでに数百名のご家族のマレーシア教育移住・親子留学をサポートしてきた実績を持つ。著書3冊、朝日新聞などメディアにも多数掲載。
街中が赤一色に!マレーシアのスーパーマーケットやショッピングモールから見る「チャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)」の過ごし方
今年は2月17~18日とされていますが(※春節の日程は太陰暦により毎年変わります)、新年早々すでに春節を祝う準備が各地で行われています。
人口の約2割強を中華系住民が占めるマレーシアにおいて、この時期の盛り上がりは格別です。
今回は、この季節ならではの街の様子や、知っておくとさらに楽しくなる縁起物の意味、そして子どもたちと楽しむイベントについてご紹介します。
その1:
スーパーマーケットは「赤」の洪水

マレーシア歴約10年の私でさえも、この時期のスーパーマーケットには毎回圧倒されます。
入り口の一等地に山積みされているのは、赤や金色のパッケージに入った
- クッキー
- ドリンク
- ギフトバスケット(ハンプ)
の数々。
天井からは赤い提灯(ランタン)が無数にぶら下がり、店内BGMは爆音の「ドンチャン」という太鼓の音と、「Gong Xi Fa Cai(ゴンシーファーツァイ/恭喜発財)」というお祝いの言葉が繰り返されるチャイニーズニューイヤーソングに切り替わります。
日本の厳かなお正月とは対照的な、この「圧倒的な陽のエネルギー」こそが、マレーシアの旧正月の醍醐味です。
マレーシアの風物詩「みかん(マンダリンオレンジ)」の山

スーパーで最も目を引くのが、段ボール箱ごと山積みにされた「みかん(マンダリンオレンジ)」です。
マレーシアでは「芦柑(Lokam/ロカム)」と呼ばれ、この時期にはどの家庭でも箱買いするのが当たり前。
スーパーの入り口付近には、まるで城壁のようにみかんの箱が積み上げられています。
なぜみかん?
これには言葉遊びと縁起担ぎが関係しています。

▲春節中のマレーシアで山積みの縁起物のみかん(マンダリンオレンジ)は個包装されているので渡しやすい。
みかんは漢字で「柑」と書きますが、広東語での発音が「金(ゴールド)」と同じ音なのです。
また、マンダリンオレンジの色が黄金色であることから、「富」や「幸運」をもたらす象徴とされています。
この時期、友人宅を訪問する際や、親戚への挨拶回りには、必ずこのみかんを「2個」ペアにして渡す習慣があります。
「偶数」は幸福な数字とされており、「良いことが重なりますように」という願いが込められているのです。
その2:
食卓を彩る縁起物の意味を知ろう
この時期スーパーや市場に並ぶものも、一つ一つ意味があります。
ぜひお買い物に行った時にお子さんと探してみてください!
1. パイナップルタルト(Pineapple Tarts)

マレーシア土産としても有名ですが、旧正月には欠かせないお菓子です。
福建語でパイナップルは「王梨(Ong Lai)」と言い、これが「運が来る(Ong Lai)」と同じ発音になります。
サクサクの生地に甘酸っぱいジャムが乗ったタルトは日本人の口にも合います。
2. 年糕(Nian Gao/ニェンガオ)

日本でいう「お餅」のようなものですが、茶色くて非常に甘く、粘り気が強いのが特徴です。
「年糕」は「年高」と同じ発音で、「年々高くなる(向上する)」という意味があります。
子どもの背が伸びる、成績が上がる、大人の給料が上がるなど、成長と発展を願って食べられます。
3. マレーシア独自の文化「イーサン(Yee Sang)」

これがなくてはマレーシアの旧正月は始まりません。
「魚生(Yee Sang)」とは、
- 千切りの野菜(大根、人参など)
- サーモンなどの刺身
- 砕いたピーナッツ
- 揚げワンタンの皮
などを大皿に盛り、
甘酸っぱいプラムソースをかけたサラダのような料理です。
食べ方が非常にユニークで、家族や友人がテーブルを囲み、全員で立ち上がって長い箸を持ちます。
ローヘイ!ローヘイ!
※広東語で「混ぜろ」の意味ですが、漁師が網を引き上げる動作から、繁栄を手繰り寄せる意味もあります
と掛け声をかけながら、具材をできるだけ高く持ち上げて混ぜ合わせます。
高く持ち上げれば持ち上げるほど、その年は幸福になる−−
と言われています。
当然、テーブルの周りは散らかり放題になりますが、この日だけは「福が広がる」として許されます!
このイーサンは、中華圏の中でも特にマレーシアやシンガポール独自に進化した文化と言われており、レストランでも期間限定メニューとして販売されたり、自宅でできる簡単セットがスーパーで並びます。
その3:
週末のモールは大興奮!ライオンダンス(獅子舞)

▲春節中の週末のショッピングモールで行われる「ライオンダンス(獅子舞)」の様子。特にアクロバティックダンスは1時間前から場所取りする人も!
この時期、マレーシアの子連れファミリーにとって欠かせない週末のイベントが、ショッピングモールで行われる「ライオンダンス(獅子舞)」のショーです。
日本でいう「獅子舞」なのですが、全く別物です。
まずは音。
ショーは、中国太鼓、シンバル、銅鑼(ドラ)の爆音とともに始まります。
心臓に響くようなリズムは、悪霊を追い払い、幸運を呼び込むためのものだそうです。
そしてライオンの愛らしさ。
最初は迫力のある顔に怖さを感じるかもしれませんが、まばたきをしたり、耳を動かしたりと、仕草、表情の表現は日本よりも豊かで、どんどん可愛く見えてきます。
ライオンダンスの中にはアクロバティックダンスを得意とする団体もいるので要チェック。
「高杭(High Jong)」と呼ばれる高さ2〜3メートルものポールの上を、2人1組で操るライオンがアクロバティックに飛び回ります。
ポールからポールへと数メートルのジャンプを決める息の合った演舞に興奮すること間違いなしです。
【FAQ】マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)の過ごし方|スーパー&ショッピングモール編

Q1. マレーシアのチャイニーズニューイヤー(春節/旧正月)って、いつ頃?期間はどれくらい?
結論:太陰暦なので毎年変わり、マレーシアでは約15日間続きます
春節(旧正月)は太陰暦に基づくため、日程は年によって変動します。マレーシアのチャイニーズニューイヤーは約15日間続き、この期間は街全体が“お祝いムード”に包まれます。
Q2. この時期のマレーシアの街は、どれくらい雰囲気が変わる?
結論:街の空気が一変し、赤と金の装飾で「街中が赤一色」になります
新年の落ち着きが戻ってきた頃から、街の空気は一変。特にスーパーやショッピングモールは装飾が分かりやすく、その国の文化の縮図として春節のムードを体感しやすい場所です。
Q3. 春節前のスーパーは何がすごい?「赤の洪水」って本当?
結論:入口の一等地が赤と金の商品で埋まり、店内演出も一気に春節仕様になります
赤や金色のパッケージに入ったクッキーやドリンク、ギフトバスケット(ハンプ)が山積みに。天井からは赤い提灯(ランタン)が無数にぶら下がり、店内BGMも「Gong Xi Fa Cai(ゴンシーファーツァイ/恭喜発財)」が繰り返されるチャイニーズニューイヤーソングへ。日本の厳かなお正月とは対照的な「圧倒的な陽のエネルギー」を感じられます。
Q4. 春節の定番「みかん(マンダリンオレンジ)」はなぜ山積み?
結論:「富」や「幸運」の象徴で、言葉遊びと縁起担ぎが理由です
スーパーで目を引くのが、段ボール箱ごと山積みにされた「みかん(マンダリンオレンジ)」。マレーシアでは「芦柑(Lokam/ロカム)」と呼ばれ、箱買いが当たり前の風物詩です。みかんの漢字「柑」は、広東語の発音が「金(ゴールド)」と同じ音だと言われ、色も黄金色で「富」や「幸運」を象徴します。
Q5. みかんは「2個ペア」で渡すって本当?理由は?
結論:偶数が幸福な数字とされ、「良いことが重なりますように」という願いが込められています
友人宅の訪問や親戚への挨拶回りでは、みかんを「2個」ペアにして渡す習慣があります。偶数は縁起が良いとされ、良いことが重なるようにという意味が込められています。
Q6. 春節のスーパーや市場で買える「縁起物」って何がある?
結論:定番は「パイナップルタルト」「年糕(ニェンガオ)」「イーサン(Yee Sang)」です
この時期に並ぶものは、一つ一つ意味があります。お買い物の際に、ぜひお子さんと一緒に探してみてください。
・パイナップルタルト(Pineapple Tarts):福建語で「王梨(Ong Lai)」=「運が来る(Ong Lai)」と同じ発音
・年糕(Nian Gao/ニェンガオ):「年高」と同音で「年々高くなる(向上する)」の意味
・イーサン(Yee Sang):マレーシアの春節に欠かせない独自文化
Q7. イーサン(Yee Sang)ってどんな料理?どうやって食べるの?
結論:大皿サラダをみんなで“高く持ち上げて混ぜる”のが最大の特徴です
千切り野菜、刺身(サーモンなど)、ピーナッツ、揚げワンタンの皮などを大皿に盛り、甘酸っぱいプラムソースをかけたサラダのような料理です。食べ方がユニークで、全員で立ち上がり長い箸を持ち、「ローヘイ!ローヘイ!」と掛け声をかけながら具材をできるだけ高く持ち上げて混ぜます。「高く持ち上げれば持ち上げるほど、その年は幸福になる」と言われ、散らかっても「福が広がる」として許されるのが春節らしいところです。
Q8. 子連れで週末に楽しめる春節イベントは?
結論:ショッピングモールの「ライオンダンス(獅子舞)」ショーが鉄板です
マレーシアの子連れファミリーにとって欠かせないのが、モールで行われるライオンダンス。中国太鼓、シンバル、銅鑼(ドラ)の爆音で始まり、悪霊を追い払い幸運を呼び込むためのリズムだそうです。ライオンの表情や仕草も豊かで、見ているうちにどんどん可愛く見えてきます。
Q9. ライオンダンスの見どころは?「高杭(High Jong)」って何?
結論:2〜3mのポール上でのアクロバティック演舞は必見です
ライオンダンスの中にはアクロバティックダンスを得意とする団体もいます。「高杭(High Jong)」と呼ばれる高さ2〜3メートルのポールの上を、2人1組で操るライオンが飛び回り、ポールからポールへ数メートルのジャンプを決めることも。迫力の演舞に興奮すること間違いなしです。
Q10. 春節の時期にマレーシアへ行くなら、何をすれば一番楽しめる?
結論:赤い服(または小物)を身につけて、スーパー&モールへ出かけるのが最短ルートです
春節のマレーシアは、街全体が赤と金で彩られます。まずはスーパーで縁起物を探し、週末はモールでライオンダンスを楽しむと、春節(旧正月)の空気を存分に味わえます。新しい年が「Huat(発/繁栄)」にあふれる一年となりますように!
まとめ:約15日間のマレーシアの旧正月を楽しもう

マレーシアのチャイニーズニューイヤーは、約15日間続きます(期間は太陰暦により毎年変わります)。
もしこの時期にマレーシアにいらっしゃるなら、ぜひ赤い服を身につけて、モールへ出かけてみてください。
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記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 中村妙子(Taeko Nakamura)
- Glolea! マレーシア親子留学アンバサダー/Luchouette Sdn Bhd(ルシュエット)代表
- クアラルンプール
2013年にマレーシアへ移住。青山学院大学大学院MBA修了、著書3冊。2017年に留学エージェント Luchouette Sdn. Bhd を設立し、これまでに数百名の親子留学・教育移住を支援。インターナショナルスクール入学サポート、不動産紹介、法人設立など、現地密着の総合サポートを提供中。