「理科の時間」に“昆虫”について学ぶ場面で使ってみたい英語フレーズ…How many body parts does it have？

▲「理科」の授業や、公園で昆虫観察をしているときに使いたい英語フレーズをご紹介！

「昆虫好き」なお子さまをお持ちの保護者様はいらっしゃいますか？

• 蝶
• バッタ
• セミ
• トンボ

など、身近にいる昆虫は沢山いますね。

よって、好きとまではいかなくても、立ち止まってじっと眺めたり、ちょんちょん、と触ってみたご経験のあるお子さまは多いかもしれません。

家で飼ったり、図書館の図鑑で調べたことがあるお子さまもいらっしゃるかもしれませんね。

「昆虫」について学校で学習が始まるのはいつから？

では、昆虫について、正式に学校で学習するのはいつからでしょう？

答えは「小学校３年生」からです。

この学年では小学校理科の教科目標の一つ、

平成29年度に告示された小学校学習指導要領解説を見てみると、

自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う

出典：文部科学省【理科編】小学校学習指導要領（平成29年告示）解説

という学習の一環として、昆虫について深く学びます。

昆虫について学習することは、自然を敬う心を醸成すると国は考えているのですね。

「昆虫」と「虫」は同じ？　違いはある？

ところで、

• 昆虫
• 虫

上記はどうちがうのでしょう？　同じだと思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

でも、実はこの２つは、厳密には違うようです。

【参考】

• 中央大学理工学部 保全生態学研究室 Human’s coordination vol.9 「中島博士の昆虫雑記１『昆虫とはどんな生き物か？』」

「虫」という言葉について、昔の人は、大型の

• 獣
• 鳥
• 魚

などの「生きもの以外の小動物を指す総称」として使用していました。

これに対して「昆虫」は

体が頭部・胸部・腹部からなり，胸部には節のある脚が3対6本と2対4枚の翅^※2をもつ生きもの

※１：例外有り 詳細「広島大学デジタルミュージアム 昆虫について」参照
※ ２：翅＝「はね」と読む

なのだそうです。

昆虫の各部位「頭部」「胸部」「腹部」それぞれ英語でなんていう？

ちなみに、昆虫の頭部・胸部・腹部はそれぞれ英語で、

• head：頭部
• thorax：胸部 
• abdomen：腹部 

と言います。

「昆虫」と「虫」英語では言い方が違う？！

「insect」と「bug」の違いは何？

英語でも「昆虫」と「虫」は違います。

▲トンボ（dragonfly）は「insect」に分類されます。

英語では、

• 昆虫：insect
• 小さな昆虫：bug

と呼びます。

▲カメムシ（pentatomidae）は「bug」に分類されます。

▲てんとう虫（ladybug／ladybird）は、insect？　bug？
　生物学的にはどっちにに分類されるかな？　調べてみよう。

英語で虫をどのように言い分ける？　日本語で言う「虫」に当たる単語はないってほんと！？

では、「虫」はどうでしょう？

実は英語では日本語で言う「虫」にあたる単語はなく、種類に分けて呼びます。

▲英語では日本語で言う「虫」にあたる単語はない。日本語でカタツムリは虫だけれど、英語ではそのまま「Snail：カタツムリ」と呼びます。

昆虫以外だと例えば

• Worm：脚がなく、細くて長いもの（例：ミミズ）
• Snail：カタツムリ

などがあります。

「理科」の時間や
お子様と公園遊びで“昆虫採集”や“観察”する場面で使ってみたい★「体の部位はいくつあるの？」は英語でなんて言う？

昆虫についてちょっとおさらいをしたところで、お子さまが昆虫を見た時、言うかもしれない体の部位についての質問です！

「体の部位は幾つあるの？」は英語で何と言うでしょう？

正解は、

How many body parts does it have？ ／ 体の部位はいくつあるの？

※「体の部位」＝body parts

です。

そして回答は。。。

↓

↓

↓

↓

Three! ／３つ！

　ですね。

▲How many body parts does it have？ ／ 体の部位はいくつあるの？の答えは3つ！

お子さまと共に外出した際、昆虫を見かけたら是非一緒に昆虫の

1. head
2. thorax
3. abdomen

を探してみて下さい♪　

より一層、会話が弾むきっかけになるかもしれません。

関連リンク

• 「英語が楽しくなる！小学生のための★授業で使える英語フレーズ＆ボキャブラリー」に関する記事一覧まとめ
• 文部科学省：小学校学習指導要領（平成 29 年告示）解説　平成 29 年 7 月　理科編
• 中央大学理工学部 保全生態学研究室 Human’s coordination vol.9 「中島博士の昆虫雑記１『昆虫とはどんな生き物か？』」
• 広島大学デジタルミュージアム 昆虫について

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連載：英語が楽しくなる！小学生のための★授業で使える英語質問フレーズ＆ボキャブラリー とは？
小学校で英語が教科として正式に導入されてから数年が経ち、こどもたちも英語にある程度慣れ親しんできたかと思います。 しかし、総合的な学習の時間や英語の時間など、授業内で英語に触れることはあっても、 算数 理科 社会 体育 図工 家庭科 …等々、他の授業で英語に触れる機会はそう多くはないかもしれません。 そうすると、学ぶ英語単語や表現も限定されてしまう恐れがあります。 しかし、文部科学省も言っているように、初等教育における英語の目的は、 こどもたちが 「英語を通して多様な人々とやり取りできることって素晴らしい！　楽しい！」 と思うようになること です。 そのため、「単語」や「フレーズ」は実際にそれを使う“ シチュエーションで学ぶ ”ほうがためになると思います。 英語が楽しくなる！小学生のための★授業で使える英語フレーズ＆ボキャブラリー♪ 本連載では様々な科目の特定のシチュエーションで使う「ボキャブラリー（英単語）」や、こどもたちが持つかもしれない「クエスチョン（質問）」を紹介させて頂きます。親子で へー！　○○って英語でこういうんだ！ Wow！（「わあ！」） と思わず声に出してしまうくらいの気づきを与えられたら幸いです。 親子で英語を楽しく学んじゃいましょう♪